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5分通話無料オプションはいらない?必要?損益分岐点と解約タイミングをやさしく解説

5分通話無料オプションはいらない?必要?損益分岐点と解約タイミングをやさしく解説

毎月のスマホ代、内訳を見ると「5分通話無料オプション」が静かに居座っていませんか。使っていない気がするのに、なぜか怖くて外せない。逆に外して、通話料が跳ねたら嫌だ。

この記事は、そのモヤモヤを通話明細と損益分岐点でスパッと終わらせるためのガイドです。あなたの通話が「短い電話の回数型」なのか「長電話型」なのかで、答えは変わります。

読み終わる頃には、外すか、残すか、10分や別手段にするかが、ちゃんと自分で決められるようになります。

目次

まず5分無料のルールを誤解しない

「5分以内」は“合計”ではなく「1回ごと」でリセットされる

5分通話無料系でいちばん多い勘違いが、「月の合計が5分まで無料」という思い込みです。実際はほとんどのサービスで“1回の通話”が5分以内なら無料という考え方です。

たとえば、3分の電話を10回かけても、1回ずつが5分以内なら基本的には無料枠に収まります。逆に、1回だけ10分話すと、前半5分は無料でも残り5分は有料になってしまいます。

つまり「短い電話を何回もする人」に向いていて、「長電話が多い人」には効きにくい仕組みです。ここを理解すると、「いらないかも」と感じる理由も、逆に「入っておけばよかった」となる理由も見えてきます。

5分を超えたらどこから課金?基本は「超えた分」だけ

次に大事なのが課金のしかたです。多くの5分無料オプションは、5分を超えた時点で通話が全部有料に戻るわけではありません。基本は「5分を超えた分だけ」が通常料金で加算されます。

たとえばドコモの5分通話無料オプションは、5分超過分が30秒あたり22円と案内されています。auも「1回5分以内が対象、超過分は30秒ごと22円」と明記されています。ソフトバンクの準定額オプション+も同じく超過分が22円/30秒です。

つまり、5分05秒なら課金は「5秒」ではなく、30秒単位で切り上がるイメージです。短い超過でも意外と積もるので、「5分ちょい超え」が多い人は要注意です。

無料にならない通話がある(0570や188などは外れやすい)

「5分無料に入ってるのに請求が出た…」の代表が、対象外番号です。

ドコモは(0570)(0180)(0067)など他社接続サービス、(188)特番などが対象外になり得ることを案内しています。ソフトバンクも0570や104などが無料通話の対象外になり得ると明記しています。auも0570(ナビダイヤル)や衛星電話など、対象外があると注意書きがあります。

さらに、楽天モバイルのRakuten Linkでも、0570などや188への発信は無料対象外で、標準の電話アプリに切り替わり有料になることがあります。

まずは「0570、0180、188、104あたりは怪しい」と覚えておくと、ムダな期待で損しにくくなります。

LINE通話と電話回線は同じ“通話”でも請求の出方が違う

「通話が多いから5分無料が必要」と思っても、実際に使っているのがLINE通話やFaceTimeなどのアプリ通話なら、そもそも携帯会社の“通話料”としては出にくいケースが多いです(通信量として扱われる)。

一方で、病院・学校・お店・役所などは、今でも「電話番号にかける」場面が多く、ここは回線通話=通話料が発生します。つまり、あなたが減らしたいのは「通話料」なのか、「データ通信」なのかで、選ぶべき対策が変わります。

判断のコツはシンプルで、請求明細に通話料が毎月出ているかをまず見ること。出ていないなら、5分無料の“主戦場”がそもそも少ない可能性が高いです。

“付帯サービス込み”で価値が変わる場合がある(留守電など)

5分無料は「短時間無料」だけに見えますが、サービスによっては留守電や割込通話などがセットだったり、逆に何も付かず通話だけだったりします。

ソフトバンクの準定額オプション+は、留守番電話プラスや割込通話などが含まれると案内されています。ドコモ側でも、音声オプション契約者に対して留守番電話・キャッチホンが実質無料になる形の説明があります(プランや条件に注意)。

この“おまけ”が必要な人は、単純に通話料だけで損得を計算するとズレます。逆に「留守電いらない、割込も使わない」という人なら、通話の損得だけで割り切りやすいです。

まずは「自分は留守電を使ってるか?」を思い出すだけでも、判断が一段ラクになります。

「いらない」を数字で決める:損益分岐点と明細チェック

発信だけ見ればいい:着信は基本0円、問題は「かけた分」

オプションの価値は、基本的に「自分がかけた電話」にだけ出ます。家族や友だちからの着信が多くても、そこは5分無料のメリットになりにくいです。だからチェックするのは、スマホの通話履歴の中でも発信のほう。もし履歴が見づらければ、請求明細の「通話料」や「国内通話料」の項目を見ます。

LINEMOのFAQでも、加入なしだと22円/30秒、通話準定額なら5分以内無料で超過は22円/30秒という形で通話料の出方が整理されています。まずは「通話料が毎月いくら出てるか」を確認して、オプション代と比べるのが一番確実です。

いちばん簡単:通話料がオプション代より安い月が多いなら外す候補

判断の超近道はこれです。通話料が、オプションの月額より安い月が多いなら、そのオプションは“保険料”になっています。

たとえばドコモの5分通話無料オプションは2023年7月1日以降月880円です。ソフトバンクの準定額オプション+も月880円。LINEMOの通話準定額は月550円と案内されています。

あなたの請求で通話料が毎月200円程度なら、少なくとも数字上は「外したほうが得」の可能性が高いです。

ただし、0570など対象外番号にかけることが多い人は、オプションに入っていても通話料が出ます。その場合は「通話料が出ている=オプション不要」と短絡しないで、内訳を一度見たほうが安全です。

損益分岐点の目安:月880円なら「22円/30秒換算で約20分」

「毎月どれくらい話したら元が取れるの?」は、ざっくり計算できます。

多くの会社で国内通話が22円/30秒なので、1分だと44円、10分だと440円。月880円のオプションなら、単純計算で約20分の通話料が境目になります(880円÷44円)。ただし、5分無料は「1回5分以内」が無料なので、あなたの通話が短いほど“無料化”されやすいです。

逆に、毎回7分や10分なら、超過分が積み上がって意外と元が取りにくいこともあります。まずは「月20分相当を超えてるか」を目安にしつつ、自分の通話が短いか長いかもセットで考えると、判断がブレません。

合計時間より「1回の長さ」で判断

ここが5分無料の面白いところです。たとえば「1回2分の電話を毎日3回」みたいな人は、合計分数にすると月180分でも、5分無料がほぼ全部カバーできる可能性があります。

逆に「月に2回、30分の電話」をする人は、合計60分でも、無料になるのは各回の最初の5分だけで、残りは普通に課金されます。つまり、損益分岐点を“合計分数”だけで見てしまうと外します。

おすすめは、通話履歴をざっと眺めて「5分以内が多いか、超えるのが多いか」を数えること。5分以内が多いならオプション向き。超える通話が目立つなら、10分系や完全かけ放題のほうがストレスが減ることがあります。

5分を少しでも超えると課金が出やすい

5分無料をつけているのに通話料が減らない人は、だいたい「5分をちょっと超える通話が多い」タイプです。

超過分は30秒単位で課金される案内が多いので、5分10秒でも、5分59秒でも、切り上げで料金が出ます。特に、病院の折り返し待ちや、保留が多い問い合わせは、気づくと5分を越えます。

さらに厄介なのが、0570や188など対象外番号は、そもそも5分無料の枠外になりやすい点です。ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルそれぞれが対象外番号の注意を出しています。

だから「超過が多い」「対象外にかけがち」の両方がある人は、5分無料で頑張るより、別の打ち手(10分枠、完全かけ放題、問い合わせをWebに寄せるなど)にした方が結果的に安くなることがあります。

5分無料が必要か早見表

あなたの通話のクセ5分無料は?代替の候補
1〜3分の電話が多い向いてる5分無料のまま、または安い5分系
6〜10分が多い△微妙10分系、完全かけ放題を検討
0570・188などが多い△注意対象外が多いので内訳確認
通話はほぼLINE/アプリ外す寄りオプションなしで様子見

③実は外すと損な人 5分無料が効く生活パターン

病院・学校・役所・お店など「電話しか無理」が多い

「通話はもう使わない」と思っていても、生活の中で“電話でしか進まない用事”は意外と残っています。

代表は病院の予約や薬局の確認、学校からの連絡、役所の手続き、引っ越しや修理の問い合わせなど。こういう電話は、短くても回数が増えやすいのが特徴です。しかも相手が固定電話のことが多いので、アプリ通話に置き換えにくい。

ここで効くのが「1回5分以内が無料」の形です。短い確認電話が積み上がるタイプの人ほど、通話料が毎月じわっと増えます。逆に、用件が長くなりそうな問い合わせ(保留が長い、担当者が出ない等)が多いなら、5分をちょい超えやすいので注意も必要です。

超過分は多くのサービスで30秒22円が基本なので、油断すると少額でも積もります。まずは「電話で済ませる用事が月に何回あるか」を思い出すだけで、必要かどうかの解像度が上がります。

固定電話への発信が多い人は短時間無料が刺さりやすい

固定電話にかける場面が多い人は、5分無料と相性がいいことが多いです。理由は単純で、固定電話宛ての連絡は「要点だけ伝えて切る」ケースが多いからです。

たとえば、店の在庫確認、予約時間の変更、忘れ物の問い合わせなどは1〜3分で終わりがちです。これが月に何十回もあると、オプションなしだと通話料が意外な金額になります。

一方で「固定電話にかける=長電話」になりやすい人もいます。親族との通話や、相談が長くなる仕事の電話などが多い場合は、5分の枠からはみ出す可能性が高いです。その場合、5分無料だけで守り切れず、超過分が積み上がります。

目安として、短い固定電話が多い人は5分無料で十分、長い通話が多い人は10分系や完全かけ放題がラク、という考え方が実用的です。超過が30秒単位で課金される点も含め、あなたの通話の“長さのクセ”を先に把握しましょう。

仕事で折り返しが多い人は「回数無制限」の強みが出る

仕事やアルバイト、PTAなどで「折り返し電話」が多い人は、5分無料の体感メリットが出やすいです。折り返しって、だいたい用件は短いのに、回数は増えますよね。

たとえば「今大丈夫ですか?」「資料の場所だけ確認」「明日の集合時間だけ」など。こういう電話は1回1〜4分くらいになりやすく、まさに5分無料が得意なゾーンです。

このタイプの人がオプションを外してしまうと、月の通話料が少しずつ増えて、「いつの間にかオプション代を超えていた」ということが起こりやすいです。

ドコモやauは、1回5分以内無料で、超過分は30秒ごと22円と明記しています。つまり短い通話が多いと、外した瞬間に通話料が増えます。通話明細を見るときは、合計時間だけでなく「短い発信が何回あるか」もセットでチェックすると、判断ミスが減ります。

留守電や割込を使っている人は、通話以外の価値も見逃さない

5分無料の価値は「通話料だけ」じゃないことがあります。

ソフトバンクの準定額オプション+は、1回5分以内の国内通話無料に加えて、留守番電話プラスなどが追加料金なしで利用できる旨が案内されています。またソフトバンクの料金ページでも、準定額オプション+に留守番電話プラス/割込通話などが含まれると書かれています。

ドコモ側でも、かけ放題や5分無料の契約と同月内の条件などにより、留守番電話やキャッチホンの月額が割り引かれる案内があります(細かい条件は必ず公式で確認が必要)。

つまり「留守電は別で払ってる」「割込がないと困る」という人は、5分無料を外すと、通話料以外の部分で損が出る場合があります。逆に、留守電を全く使わない人は、ここは気にしなくてOK。外す前に、自分の契約に“付帯”が入っていないかを一度だけ見ておくと安心です。

「安心料」に価値がある人は数字だけで決めなくていい

節約は大事ですが、スマホは生活インフラなので「通話料が怖い」というストレスが大きい人もいます。たとえば、急な連絡が多い仕事、家族の体調が不安定で連絡が増えがち、子どもの学校からの呼び出し対応など。こういう状況だと、毎回「何分話したっけ」と気にするのが負担になります。

5分無料は、完全かけ放題ほど高くはない一方で、短い連絡ならほぼ気にせずかけられるラインです。もちろん、対象外の番号(0570や188など)がある点は忘れずに。

対象外が多い人は、安心料として払っても通話料が消えないケースがあります。楽天モバイルのRakuten Linkでも、0570などや188は無料対象外で、標準の電話アプリに切り替わり有料になると案内されています。だから安心を買うなら、「自分がよくかける先が対象内か」までセットで考えるのがいちばん失敗しません。

どれを選ぶ?「5分無料」周りの代表パターン3つ

大手の5分無料は月880円が目安

王道は、今のプランに「通話オプション」を足す方法です。

ドコモの5分通話無料オプションは2023年7月1日以降 月880円で、国内通話は1回5分以内無料、超過分は30秒22円と明記されています。auの通話定額ライト2も、1回5分以内が対象で、5分超過分は30秒ごと22円。ソフトバンクでも、準定額系が「1回5分以内無料」「超過は22円/30秒」と整理されています。

この型が向くのは、今のデータ容量や割引の都合でプランを変えたくない人です。逆に、毎月の支払いを大きく変えずに通話だけ守りたいなら相性がいい。

注意点は2つ。ひとつは対象外番号(0570など)があること。もうひとつは、5分を少し超える通話が多いと、超過分が積み上がって「オプション代+通話料」になりやすいことです。あなたの通話が短いか長いかで、選ぶべき型が決まります。

LINEMOは5分550円で軽い通話に寄せやすい

「5分無料は欲しい。でも880円はちょっと高い」と感じる人が見直したいのが、サブブランドやオンライン専用ブランドです。LINEMOは、通話準定額が月550円で、5分以内の国内通話が無料、5分超過分は22円/30秒と案内されています。さらに、0570など無料対象外の番号がある点も明記されています。

この型のメリットは、月額を抑えつつ「短い電話の不安」を減らせること。デメリットは、今のキャリアメールや家族割など、環境によっては乗り換えが面倒な場合があることです。ただ、基本は「今のオプションを外すか」ですが、外した結果通話料が増えるなら「安い5分枠へ移す」という逃げ道があると、判断が一気にラクになります。

通話が短くて回数が多い人にとって、550円はちょうどいいラインになりやすいです。

Rakuten Linkは強いが「対象外」と「アプリ発信」が要注意

電話代をガツッと減らしたい人が気になるのが、楽天モバイルのRakuten Linkです。

公式案内では、Rakuten Linkを使えば国内通話が無料で利用できるとされています。一方で、0570などから始まる他社接続サービスや、一部特番(188)への通話は無料対象外で、発信時にOS標準の電話アプリへ切り替わり有料になることがある、とFAQに書かれています。

ここで大事なのは「無料にしたいなら、ちゃんとRakuten Linkから発信する」ことです。うっかり標準の電話アプリからかけると、別料金になる可能性があります(公式ページでも、Rakuten Link未使用時の通話料に触れています)。

また、相手先が0570系だと、アプリからかけても無料にならない場合があるので、問い合わせ先がナビダイヤル中心の人は期待しすぎないのが安全です。うまくハマれば通話は強力ですが、使い方が合わないと「思ったより無料にならない」と感じやすい型でもあります。

5分だと足りない人は10分通話オプションを検討

通話のクセが「だいたい6〜9分」みたいな人は、5分無料だと毎回超過が出がちです。そういう人は、最初から10分枠を選んだほうが、結果的にストレスも通話料も減ることがあります。

たとえばUQ mobileは通話オプションで、1回10分を超えた場合は超過分が22円/30秒、0570などは対象外といった注意が書かれています。ワイモバイルの「だれとでも定額+」も、1回10分以内が無料で、10分超過分は30秒22円と案内されています。

10分枠の良さは「ちょい長めの電話」を許容できること。5分枠だと、同じ8分の電話で3分分課金されますが、10分枠ならゼロになり得ます。逆に、1〜2分の電話しかしない人にとっては、10分枠は過剰になりやすい。

あなたの履歴に「6〜10分」が目立つかどうかを見て、枠の長さを決めるのが、いちばん合理的です。

新プランで「短時間無料が付帯」の見落としを防ぐ:まず自分の契約を確認する

最後に、地味だけど重要なポイントです。短時間無料や割引は、プラン変更やオプションの組み合わせで表示が変わることがあります。

たとえばドコモは、音声オプション(かけ放題、5分無料)の契約条件により、留守番電話やキャッチホンの月額を割り引く案内があり、さらに2024年6月1日以降の申込み適用の扱いについても注意書きがあります。

つまり、オプションを外す前に「今どんな割引が付いているか」を確認しないと、通話以外の部分で損得が入れ替わることがあります。

また、UQやワイモバイルでも、対象外通話(0570など)や超過課金の条件が細かく書かれています。オプションを外す・変えるのは簡単ですが、条件を読み飛ばすと「思ったのと違う」が起きやすい。

ここまで読んで「自分、どれに当てはまる?」となったら、まずは請求明細と契約中オプションの画面を一度だけ見て、以降にご紹介する手順に進むのが一番安全です。

解約・変更で失敗しない:外す手順と代替の最適解

変更タイミング(日割り・適用日)だけ確認して損を防ぐ

通話オプションを外すときに一番やりがちなのが、「今日解約したから今日から安くなるはず」という思い込みです。実際は、適用が翌月になったり、月途中でも満額請求になったりと、会社や手続きでルールが違います。

たとえばLINEMOは注意事項で、月途中の解約でも月額使用料は日割りしないと明記しています。

ソフトバンクの「定額オプション/準定額オプション」提供条件書では、定額料は日割り計算を行う一方で、回線を解約する場合は(加入月に解約の場合を除き)日割りしないといった条件が書かれています。

auも、複数のプラン注意事項で月途中の解約は日割りではなく満額と案内している例があります。

結局、得する動きはシンプルで「まず適用日を確認して、外すなら無駄が出にくい形で外す」。外したい気持ちが固まったら、同時に「付帯が消えて困らないか」も一緒に確認すると、あとで戻す手間が減ります。

外した直後に困りがちな“付帯サービス”の代替

5分無料を外して困るのは、通話料だけじゃないことがあります。特に見落としがちな代表が、留守番電話や割込通話です。

auの通話定額ライト2の注意事項では、加入中は「電話きほんパック」等の対象オプションが無料になることがあり、逆に廃止すると翌月以降は有料になると書かれています。つまり通話オプションを外すと、留守電などを「使っていないつもり」でも、契約が残っていると費用が戻ってくる可能性があります。

ドコモ側も、音声オプション契約と同月内の条件などで留守番電話やキャッチホンの月額が割り引かれる案内があります(条件あり)。外すと割引が消える可能性があるので、「通話オプションだけ外したのに別の料金が増えた」ということが起こり得ます。

対策は簡単で、外す前に「契約中のオプション一覧」を見て、留守電・割込・キャッチホンなどが付いていたら、必要なものだけ残すか、不要なら一緒に外す。これだけで“外したのに安くならない”を防げます。

乗り換え(MNP)前にやることチェック

「5分無料がいらない」から一歩進んで、料金全体を見直すなら乗り換えも候補になります。ただし、勢いで動くと、地味に面倒が増えます。そこで、乗り換え前のチェックを短くまとめます。

まず、今の通話の形を決めます。短い電話が少しある程度なら、LINEMOのような5分枠が月550円の選択肢がある一方、0570など対象外がある点は注意事項に明記されています。

次に、「月途中の解約は日割りか」を確認します。たとえばUQ mobileはFAQで、月途中で解約する場合は日割りではなく満額請求と案内しています(例外的に移行で日割りになるケースも併記)。

最後に、乗り換え後の困りごとを先回りします。代表はキャリアメール、家族割、店舗サポート、留守電などの使い方。ここは人によって重みが違うので、「電話の不安を減らしたいのか」「月額を一番下げたいのか」を先に決めると、迷いが減ります。乗り換えは派手に見えますが、実は“自分の優先順位決め”が8割です。

【代替案A】そもそも通話をアプリ中心へ寄せる

通話オプションを外して一番きれいに節約できるのは、「回線通話を減らす」ことです。家族や友人との連絡が中心なら、LINE通話などに寄せるだけで、通話料がほぼ消えることもあります。

ただし向き不向きがあります。病院・学校・役所・お店などは、相手がアプリ通話に対応していないことが多いので、ここは回線通話が残りがちです。

さらに、ナビダイヤル(0570)や特番(188)などは、5分無料だけでなく、サービスによっては無料通話の対象外になり得ます。ドコモやソフトバンクの案内でも対象外の考え方が示されていますし、楽天モバイルのRakuten Linkも0570や188は無料対象外と案内されています。

結論として、アプリ中心が向くのは「相手もアプリに慣れている」「電話番号への発信が少ない」人。向かないのは「問い合わせ電話が多い」「対象外番号をよく使う」人です。自分の履歴で、相手が“店や施設”ばかりなら、アプリ一本化は無理せず、次の代替案Bで考える方が安全です。

【代替案B】5分→10分→完全かけ放題

最後は、あなたに合う通話枠の決め方です。ポイントは「合計分数」より「1回の長さ」です。

5分枠は、ドコモが1回5分以内無料、超過は30秒22円と明記しています。auの通話定額ライト2も、超過や対象外の考え方を案内しています。短い電話が多い人はここで十分になりやすいです。

一方、UQ mobileやワイモバイルには1回10分以内のオプションがあり、超過分の課金単位も示されています。5分を少し超える通話が多い人は、10分枠の方が“ちょい超え課金”のストレスが減りやすいです。

完全かけ放題は、問い合わせや仕事で長電話が多い人向けです。ただし対象外番号は残りやすいので、そこだけは期待しすぎないのがコツです。

迷ったら、次のフローで決めるのが手堅いです。

YES/NOで決める最終フロー

  1. 直近1〜2か月、通話料(国内通話)がほぼ出ていない? → YES:外す / NO:2へ
  2. 発信の多くが1回5分以内? → YES:5分枠 / NO:3へ
  3. 発信の多くが1回10分以内? → YES:10分枠 / NO:完全かけ放題
  4. よくかける先に0570・188が多い? → YES:対象外で課金が残る前提で見積もる

まとめ記事

「5分通話無料オプション いらない」の答えは、気分ではなく通話履歴と請求の数字で出せます。

短い電話が少なく、通話料もほぼ出ていないなら、外してOK。逆に、1〜3分の発信が積み上がる生活なら、5分枠は効きます。5分を少し超える通話が多いなら、10分枠が向くこともあります。

そして必ず押さえたいのが、対象外の番号(0570や188など)と、留守電など付帯サービスの扱いです。ここを見落とすと「外したのに安くならない」が起きやすい。最後は、適用日と日割りの有無を確認して、いちばんストレスの少ない形に整えるのが正解です。

【参考】
かけ放題オプション・5分通話無料オプション | 料金・割引 | NTTドコモ
通話定額2/通話定額ライト2 | 料金・割引:スマートフォン・携帯電話 | au
[準定額オプション+]「準定額オプション」とどのような点が異なりますか? | よくあるご質問(FAQ) | ソフトバンク
格安SIM/格安スマホ【LINEMO】公式サイト
Rakuten Linkで無料通話の対象外となる電話番号はどれですか? | お客様サポート | 楽天モバイル
通話オプション|格安スマホ/格安SIMはUQ mobile(モバイル)【公式】

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