新年早々、初夢で怖い夢を見てしまうと、「一年間ずっとついてないのかな」と不安になりますよね。追いかけられたり、落ちたり、誰かが死んだり。目が覚めたときのドキドキがなかなかおさまらず、思わず「初夢 怖い夢 意味」と検索してしまった人も多いはずです。
でも実は、初夢の怖い夢には、単純に「不吉」という一言では片付けられない、いろいろな意味や背景があります。昔から伝わる初夢の考え方、夢占い的な象徴、心理学から見た心の状態。そして、悪い夢を食べる獏や宝船といったユニークな風習も、今の私たちの不安をやわらげてくれるヒントになります。
この記事では、「初夢で怖い夢を見るのはなぜなのか」「それは何を意味しているのか」「どう受け止めればいいのか」を、やさしい言葉で丁寧に解説しました。読み終わるころには、「怖い夢だったけど、これをきっかけに良い一年にしていこう」と思えるような視点を、きっとひとつは持てるはずです。
そもそも「初夢の怖い夢」は何を意味するのか?
「初夢」とはいつ見る夢?正しいタイミングと昔からの考え方
まずおさえておきたいのが「そもそも初夢っていつの夢なの」というポイントです。実はこれにはいくつか説があり、「大みそかから元日にかけて」「元日から二日にかけて」「二日から三日にかけて」と、時代や地域によって考え方が少しずつ違います。現在よく紹介されるのは「元日の夜から二日の朝」または「二日の夜から三日の朝」を初夢とする考え方です。
昔の日本では、夢は神さまや仏さまからのお告げと考えられていて、特に新年の最初の夢は一年の吉凶を占うものとして重視されてきました。その象徴が「一富士二鷹三茄子」ということわざです。富士山や鷹、なすびが出てくる夢は縁起が良いとされ、その続きとして「四扇五煙草六座頭」と続く説もあります。
ただし、今の私たちにとって初夢は「絶対に当たる占い」というより、新しい一年を考えるきっかけに近いものと考えた方が、気楽に付き合いやすいでしょう。
なぜ新年の「怖い夢」が気になってしまうのか?人が不安を感じる理由
お正月は本来おめでたい雰囲気の時期です。そんなときに、追いかけられたり落ちたりするような怖い夢を見ると、「一年間ずっと運が悪いのかな」と不安になりますよね。人はそもそも、良い出来事よりも悪い出来事の方を強く記憶しやすい性質があります。これは危険を避けて生き延びるための本能的なクセといわれます。
さらに新年という区切りは、「今年こそはこうなりたい」と期待も不安も大きくなりやすいタイミングです。そこに怖いイメージが重なると、「これは何かのサインに違いない」と考えたくなってしまいます。でも、あとで見るように、初夢の内容と一年の運勢に科学的な因果関係があると証明されているわけではありません。
大事なのは、不安をふくらませる材料として夢を使うのではなく、「今の自分の心の状態を知るヒント」として扱うことです。
初夢の怖い夢=悪い一年…ではない?吉凶の考え方と「逆夢」という発想
昔から、日本には「逆夢」という考え方があります。現実では悪いことのように見える夢が、実は良い前兆だったり、逆に良すぎる夢が警告だったりするという考え方です。例えば「別れる」「死ぬ」「崖から落ちる」など、一見すると不吉な内容でも、変化や再スタートのサインと解釈されることがあります。
また、初夢で見たことがそのまま一年間起こる、という科学的な根拠はありません。それよりも、「怖い夢を見たことで自分が何に不安を感じているかを知れた」「気をつけるポイントが分かった」と考えた方が、現実的にも役立ちます。
怖い夢を「悪い一年の確定」ではなく、「これからの一年をより良くするためのヒント」として受け止める発想が、心を軽くしてくれます。
夢占いで見る「初夢の怖い夢」の基本的な意味
夢占いでは、怖い夢は必ずしも悪い意味だけではありません。例えば、何かに追いかけられる夢は「仕事や人間関係、締め切りなどに追われている」心理状態のあらわれと解釈されることが多いです。
また、高い所から落ちる夢は「環境の変化への不安」「自信の揺らぎ」と結びつけて説明されることがあります。誰かが死ぬ夢も、現実の死を示すというより「関係性の変化」や「新しいステージに進む準備」と捉えられることが多いです。
夢占いは絶対的な正解ではありませんが、「今の自分の心がどんなことを恐れているか」「どんな変化を望んでいるか」を言語化するためのヒントとして使うと、とても便利です。
年末年始の生活リズムと初夢の内容の関係(疲れ・ストレスとのつながり)
年末年始は、普段と違う生活リズムになりがちです。夜更かしや飲み過ぎ、食べ過ぎ、実家への帰省など、身体にも心にもいつもと違う負荷がかかります。このような時期は眠りが浅くなりやすく、夢をはっきり覚えていることも増えます。
心理学・睡眠医学の分野では、ストレスが多い時期や睡眠が不規則な時期は、悪夢やネガティブな内容の夢が増える傾向が指摘されています。夢そのものが未来を決めているというより、「しんどい状態だから怖い夢を見やすくなっている」と考える方が自然です。
つまり、初夢が怖かったからといって「今年は不幸」と決めつける必要はありません。「年末からちょっと疲れていたのかも」「頑張りすぎていたのかな」と振り返るきっかけにすることで、むしろ一年を整えるいいスタートにできます。
初夢でよくある怖いシーン別の意味
何かに追いかけられる初夢の意味
初夢で多いのが、誰かや何かに追いかけられるパターンです。知らない人や怖い人、得体の知れないものに追われる夢は、ストレスやプレッシャーがたまっているサインと解釈されることがよくあります。
例えば、仕事の締め切りが迫っていたり、人間関係で気を使う場面が増えていたりすると、「追われている」「逃げたい」という気持ちがそのまま夢の形になりやすいです。追いかけてくる相手が上司のように感じられたり、正体不明でとにかく怖かったりする場合も、「うまく対処できるか不安」「自分が責められそう」という心の状態が反映されていると考えられます。
ここで大切なのは、「誰に」「何に」追われているかを思い出してみることです。知らない人なら、自分でも気づいていない一面や、直視したくない感情を象徴していることもあります。
怖い夢を見たこと自体を不吉と受け止めるより、「最近、何に追い込まれていると感じているんだろう」と自分に問いかけるヒントにしてみてください。それに気づいて、少しペースをゆるめたり、誰かに相談したりできれば、その夢はむしろプラスのきっかけになります。
高いところから落ちる初夢の意味
ビルや崖の上から落ちる、階段から足を踏み外すなど、「落ちる」夢も怖いものの代表です。こうした夢は、立場や環境が変わることへの不安、自信の揺れを象徴すると解釈されることが多いです。
例えば、進学や転職、部署異動、引っ越し、恋愛の変化など、生活が大きく変わりそうな時期には「落ちる夢」を見る人が増えると言われます。「今の場所から落ちたらどうなるんだろう」「失敗したらどうしよう」といった気持ちが、落下という分かりやすいイメージに変わっていると考えられます。
大事なのは、落ちたあとの様子です。夢の中で落ちたあと、無事に立ち上がれていたり、場面が切り替わって新しい景色になっていたりしたなら、「変化の先に新しいステージが待っている」というメッセージとして読むこともできます。逆に、落ちる直前に目が覚めた場合は、「まだ覚悟ができていない」「不安が大きい」というサインかもしれません。
怖い初夢だったとしても、「今、自分は変化の入口にいる」と気づけたなら、その後の準備や行動を考えるよいきっかけになります。
自分や大切な人が死ぬ初夢の意味
「家族が死ぬ夢を見てショックだった」「自分が死ぬ夢を見て一年が怖い」と感じる人もいます。しかし、夢の中の「死」は、現実の不幸を予言するというより、「古いものが終わって新しい段階に入ること」を象徴すると説明されることが多いです。
例えば、自分が死ぬ夢は、自分の古い考え方やクセ、人間関係などが一度リセットされて、新しい自分としてスタートするイメージと見ることができます。大切な人が死ぬ夢も、その人との関係性が変わっていく予兆や、自立したい気持ちのあらわれとして解釈されることがあります。
もちろん、見た直後はショックですし、不安になるのは自然な反応です。ただ、「死=人生の終わり」ではなく、「一度区切りをつけて新しく生まれ変わる」というイメージで捉え直してみると、少し心が軽くなります。そこから「今年はこういう自分を卒業しよう」「この人への依存を減らしてみよう」と前向きな目標を立てられるなら、その夢はむしろ再スタートのきっかけになってくれます。
災害・事故・トラブルの初夢の意味
地震や火事、洪水、交通事故など、大きなトラブルの夢も初夢として見ることがあります。このような夢も、必ずしも現実にその通りの事故が起こると決まっているわけではありません。多くの場合、「心の中で何かが不安定になっている」「コントロールできない出来事を恐れている」といった内面の状態をあらわしていると解釈されます。
例えば、地震の夢は、生活基盤や人間関係の揺れ、火事の夢は強い怒りや情熱が暴走しそうな状態と結びつけて説明されることがあります。洪水や津波の夢は、感情があふれて自分ではおさえきれないイメージとして語られることもあります。
このような夢を初夢で見たときは、怖かった内容そのものよりも、「最近、自分の生活でぐらついている部分はどこだろう」「何か放置している問題はないだろう」という視点で見直してみると良いでしょう。もし思い当たるものがあるなら、それに早めに対処することで、一年を安心して過ごしやすくなります。
起きたあともザワザワする初夢の意味
夢の内容を細かく思い出せないのに、起きたあとも胸のあたりがザワザワする。なんとなく嫌な感じだけが残っている。そんな初夢もありますよね。こうしたパターンは、「映像」よりも「感情」が大事な手がかりです。
起きたときに感じたのは、恐怖だったのか、不安だったのか、それとも怒りや寂しさだったのか。感情に注目してみると、今の自分がどんなことでストレスを感じているのかが見えてきます。例えば、不安や焦りが強かったなら、将来のこと、仕事、お金、健康、人間関係など、心配ごとが増えていないかチェックしてみる価値があります。
はっきりしたストーリーが思い出せない夢でも、「印象に残っている」ということは、潜在意識が何かを伝えようとしているサインとも考えられます。メモ帳やスマホに「何となくこんな感じの夢だった」「起きたとき、こう感じた」と書き残しておくと、後から読み返したときに自分の変化に気づきやすくなります。
スピリチュアルと心理学の視点から読む「初夢の怖い夢」
スピリチュアル的に見る初夢の怖い夢
スピリチュアルな考え方では、怖い夢や悪夢は「悪いものが出ていっている浄化のプロセス」と捉えられることがあります。新しい一年が始まるタイミングで、心の中の不安やモヤモヤが夢に出てきて、それを外に出すことでリセットしているというイメージです。
また、「このままだとちょっと危ないよ」「ここに気をつけた方がいいよ」という優しい警告として夢が現れる、という考え方もあります。例えば、体調を無理しているときに病気や事故の夢を見て、そこから生活習慣を見直して救われた、というエピソードも語られています。
初夢が怖かったときは、「何か悪いことが決まってしまった」と考えるより、「自分を守るためのメッセージをもらった」と捉えてみると、受け取るエネルギーがまったく変わってきます。「何に気をつければいいのか」「何を手放せばいいのか」を考えるヒントとして、そっとメッセージをくれている、と見てみましょう。
心理学的に見る怖い初夢
心理学の立場から見ると、夢は「その人の心の状態を反映したもの」として研究されてきました。フロイトやユングといった心理学者たちは、夢の中には普段は意識していない願望や不安、記憶が表れていると考えました。
例えば、追いかけられる夢はストレスやプレッシャー、落ちる夢は自信の揺らぎや環境変化への不安など、特定の夢のパターンと心理状態には一定の傾向があるとされています。
また、悪夢が続く場合は、トラウマや強いストレス、睡眠障害などが背景にあるケースも報告されています。怖い初夢が一度だけで、その後は普通に眠れているなら心配しすぎる必要はありませんが、何度も似たような悪夢を見る、眠るのが怖いほどだ、という場合は、心理的なケアや医療機関への相談を検討しても良いタイミングです。
このように、スピリチュアルと心理学は見ている角度は違いますが、「夢が心の状態を教えてくれている」という点では共通していると言えます。
「本当に当たるの?」夢占いとの上手な付き合い方
「夢占いって当たるのかな」と気になる人も多いと思います。ここで大事なのは、夢占いを「未来を決めてしまう言葉」ではなく、「自分の心を理解するための辞書」のように使うことです。
例えば、「追いかけられる夢はストレスのサイン」と書いてあったとします。それを見て「やっぱり不幸なんだ」と落ち込むのではなく、「ああ、やっぱり今の働き方はきつかったんだな」「少し休む時間を作ろう」と、自分のケアに役立てられたら、とても有意義です。
夢占いの解説も、書く人や本によって少しずつ言い方が違います。それは、夢そのものに絶対的な正解があるわけではなく、その人の状況や価値観によって意味が変わる部分が大きいからです。
だからこそ、「自分の感覚」をいちばん大事にしてほしいところです。説明を読んで「これはしっくりくる」「これは全然ピンとこない」と感じたなら、その感覚を信じて取捨選択していきましょう。
初夢のメッセージを現実の行動にどうつなげるか
怖い初夢を「ただの嫌な出来事」で終わらせるか、「今年一年を良くするきっかけ」に変えられるかは、その後の行動で変わります。大事なのは、夢から読み取れるメッセージを、現実の小さな行動に落とし込むことです。
例えば、追いかけられる夢なら、「今抱えている仕事を一度整理して、誰かに相談する」「一人で抱え込まない仕組みを作る」といった行動につなげられます。落ちる夢なら、「環境の変化に備えて貯金を増やす」「新しい勉強を始める」などの準備が考えられます。
ここでのポイントは、「夢を見たからこの行動をしなきゃいけない」のではなく、「夢に背中を押してもらって、自分が本当はやりたかったことに一歩踏み出す」というスタンスです。その方がワクワク感もあり、継続しやすくなります。
怖い初夢をきっかけに一年のテーマを整理する方法
怖い初夢を見たときこそ、「今年一年のテーマ」を決めるチャンスです。おすすめのやり方は、次のようなシンプルなワークです。
- 初夢の内容や感情をざっくりでいいので書き出す
- その中から、「特にイヤだったポイント」を三つ選ぶ
- それぞれに対して「今年、どうなっていたら安心か」を書く
- 出てきたものをまとめて、「今年のテーマ」として一言にする
例えば、「追いかけられて逃げ続ける夢」だったなら、「今年は一人で抱え込まない」「頼る一年にする」といったテーマが見えてくるかもしれません。怖い夢を見たこと自体は変えられませんが、その後の一年をどう過ごすかは、自分の選択で変えられます。
初夢が怖かったときの具体的な対処法
見た内容を書き出して整理する
怖い初夢を見た直後は、頭の中が不安や恐怖でいっぱいになりがちです。そんなときにおすすめなのが、「とりあえず紙やスマホに書き出す」ことです。
ポイントは、きれいにまとめようとしないことです。覚えている場面や登場人物、感情を思いつくままにメモしていきます。「誰かに追われていた」「高いところから落ちた」「真っ暗で怖かった」など、断片的でもまったく問題ありません。
書き出すことには、「頭の中にあるものを外に出して整理する」という効果があります。心理学の研究でも、感情や体験を書き出すことがストレスの軽減に役立つと報告されています。書いているうちに、「あれ、これって最近の仕事のことかも」「親とのことでモヤモヤしていたからかな」と、夢と現実のつながりが見えてくることもあります。
書いたものは、読み返してもいいですし、「もう大丈夫」と思えたタイミングで処分しても構いません。大事なのは、「怖い夢を見たショックを一人で抱え込まないこと」です。
「夢は逆さに出る」と考える
日本には古くから、「悪い夢は逆夢で、良いことの前ぶれになることもある」という考え方があります。
最初に聞くと「本当に」と思うかもしれませんが、この考え方には大きなメリットがあります。それは、ネガティブなイメージをポジティブに変換する習慣が身につくことです。
例えば、「別れの夢」は「新しい出会いの準備」「古い関係から自由になる前ぶれ」と考えてみる。「落ちる夢」は「地に足をつけてやり直す」「今までのやり方を手放すチャンス」と読む。こうやって言葉を工夫すると、同じ夢でも心へのダメージがかなり変わります。
もちろん、何でもかんでも無理にポジティブに解釈する必要はありません。「これは単純に疲れていただけだな」と感じるなら、それも立派な気づきです。ただ、「怖かったけど、こういう良い意味もあるかもしれない」ともう一つの見方を用意しておくと、気持ちのクッションになってくれます。
昔から伝わる対処法 獏に夢をあげる・宝船やおまじないの活用
日本には、悪い夢を流すためのユニークな習慣も伝わっています。その代表が「獏(ばく)」と「宝船」です。
獏は中国由来の想像上の生き物で、日本では「悪夢を食べる存在」として語られてきました。悪い夢を見たとき、「昨夜の夢は獏にあげます」と三回唱えると悪い夢から逃れられるという言い伝えがあります。
また、江戸時代には、七福神が乗った宝船の絵に縁起の良い歌を書き、枕の下に入れて寝ると良い初夢が見られるという風習がありました。悪い夢を見てしまった場合は、その宝船の絵を川に流して「悪い夢を水に流す」という意味を込めたとも伝えられています。現代では環境への配慮から、実際に川に流す代わりに、絵や紙に書いた夢の内容を破棄するなどの形でアレンジして実践することがすすめられています。
こうしたおまじないのポイントは、「悪い夢をずっと心の中に抱えておかないための儀式」というところです。具体的な行動を通して、「これはもう終わったこと」と区切りをつけやすくなります。
それでも不安なときのセルフケア
怖い初夢をきっかけに、「そういえば最近ずっと疲れていたな」と気づくこともあります。不安が強いときほど、基本的なセルフケアが大切になります。
まず睡眠です。年末年始は夜更かしや不規則な生活になりやすいですが、可能なら少しずつ就寝時間と起床時間を整えましょう。寝る前のスマホやSNSを控え、ぬるめのお風呂に入る、ストレッチをする、温かい飲み物をゆっくり飲むなど、リラックスできる習慣を一つ加えるだけでも、眠りの質は変わってきます。
次に、日中のストレスケアです。散歩をする、軽い運動をする、好きな音楽を聴く、信頼できる人と話すなど、「自分の心が少しゆるむ時間」を意識的に作ることが重要です。
「悪い夢を見ないようにしなきゃ」と力が入りすぎると、かえって眠りが浅くなり、夢を覚えやすくなってしまうこともあります。「夢は夢。怖かったけれど、現実の自分は今安全だ」と何度か自分に言い聞かせてあげることも、安心につながります。
怖い夢が続く場合にチェックしたいポイント
初夢が怖かっただけなら、ここまで紹介したセルフケアや考え方で十分対応できることが多いです。ただ、次のような状態が続く場合は、専門家への相談も視野に入れてみてください。
- 似たような悪夢を何度も繰り返し見る
- 悪夢のせいで眠るのが怖く、日常生活に支障が出ている
- 起きてからも長時間動悸が続く、パニックのような状態になる
- 過去のつらい出来事が何度も夢に出てきて、フラッシュバックのようになる
こうした場合、心の傷や大きなストレス、睡眠に関する病気などが背景にあることも考えられます。我慢した結果、心身の不調が強くなるとつらさが増してしまうため、心療内科やメンタルクリニック、カウンセリングなどを早めに利用する方が、長い目で見ると回復がスムーズなことも多いです。
「怖い夢を見続けている自分がおかしい」のではなく、「それだけ頑張ってきた心が助けを求めているサイン」と考えて、安心して頼れる先を見つけていきましょう。
怖い初夢をチャンスに!良い一年を引き寄せる習慣と考え方
初夢を「一年の取扱説明書」として活かす考え方
怖い初夢を、「今年一年の取扱説明書」のように使うと、とても実用的です。ポイントは、「この一年、自分はどこに気をつければ疲れにくいか」「どう過ごせば安心感が増えるか」という視点で夢を読み解くことです。
例えば、誰かに追われて逃げ回る夢なら、「抱え込みすぎ注意」「一人で頑張りすぎないで」というメッセージかもしれません。高いところから落ちる夢なら、「急な変化のときほど、準備と休息をしっかり」という注意書きと受け取ることもできます。
このように、「怖かった内容」をそのまま一年の不安材料にするのではなく、「どうすれば同じような不安を増やさずに済むか」を考えるヒントに転換していくのがコツです。夢の中の自分を、未来の自分を守ろうとしている存在としてイメージすると、少しあたたかく感じられるはずです。
怖い初夢から導き出す「今年やめること・始めること」リスト
怖い初夢は、「今年こそ手放した方がいいもの」を教えてくれているかもしれません。そこでおすすめなのが、「やめることリスト」と「始めることリスト」を作る方法です。
- 初夢の中で特に怖かった場面を書き出す
- その場面から連想される「今年やめたいこと」を三つ書く
- 代わりに「今年始めたいこと」を一つずつ書く
例えば、追いかけられる夢なら、「一人で全部抱え込むのをやめる」「自分だけが我慢するのをやめる」といった項目が出てくるかもしれません。その代わりに、「困ったときは早めに相談する」「週に一回は何もしない時間を作る」などの「始めること」を書いていきます。
こうしてリストにすると、怖い夢が「自分を守る具体的な行動」を教えてくれたように感じられてきます。「怖いだけで終わり」ではなく、「ちょっと頼れる一年の相棒」に変えていけるイメージです。
良い初夢を見やすくするための快眠テクニック
来年こそは穏やかな初夢を見たい、と思う人のために、良い睡眠のための基本的なポイントも紹介しておきます。睡眠の質が上がると、夢の内容も落ち着いたものになりやすいとされます。
- 寝る二〜三時間前からカフェインを控える
- 寝る直前のスマホや動画視聴をできるだけ減らす
- お風呂はぬるめのお湯にゆっくりつかり、体温が少し下がった頃に布団に入る
- 寝室の明かりは暗めにし、騒音や光を減らす
- 自分に合った枕や布団を選ぶ
こうした基本的な工夫に加えて、宝船の絵を枕元に置いたり、「今日は穏やかな夢で一年を始めよう」と静かにイメージしてから眠るなど、自分なりの儀式を作るのもおすすめです。
大切なのは、「絶対にいい夢を見なきゃ」と力むのではなく、「今日は自分をゆっくり休ませよう」と、体と心に優しくすることです。
新年の運気を上げる行動(掃除・神社参拝・感謝の習慣など)
怖い初夢を見たあと、「何か運気を上げる行動をしたい」と感じる人もいるでしょう。ここでは、昔から大切にされてきたシンプルな行動をいくつか紹介します。
- 身の回りの掃除や片付けをする
- 使わない物を手放して、スペースを空ける
- お世話になっている人へ新年の挨拶や感謝を伝える
- 近くの神社やお寺へお参りし、今年の目標を静かに報告する
- 新しい文房具や日記帳を用意して、気持ちを切り替える
こうした行動は、スピリチュアルな意味合いだけでなく、「心の中のモヤモヤをスッキリさせる」という心理的な効果も期待できます。怖い夢を見た不安を、こうした前向きな行動に変えることで、「嫌な夢だったけど、おかげで動き出せた」と感じられるようになります。
怖い夢に振り回されないための心構え
最後に、怖い初夢と付き合うときの心構えについてまとめておきます。
- 夢の内容を、現実そのものと混同しない
- 不安をふくらませる材料ではなく、心の状態を知るヒントとして扱う
- 怖さが強いときは、おまじないや儀式を活用して「区切り」をつける
- 必要に応じて、生活習慣や人間関係を見直す
- どうしてもつらいときは、一人で抱え込まず専門家も頼る
夢は確かに印象的ですが、私たちの人生を決めるのは、最終的には「起きているときの選択と行動」です。夢に耳を傾けながらも、振り回されず、ちょうどいい距離感で付き合っていくことが、心地よく一年をスタートさせるコツになります。
初夢で怖い夢の意味まとめ
初夢で怖い夢を見ると、「今年の運勢はもうダメかも」と落ち込みそうになりますが、文化的な背景や心理学的な知見を見ていくと、そこまで心配しすぎる必要はないことが分かります。初夢の時期や「一富士二鷹三茄子」といった縁起物の考え方は、あくまで一年を前向きに歩むための工夫として育まれてきました。
怖い夢の多くは、プレッシャーや不安、変化への戸惑いなど、今の自分の状態を映し出したものとして説明できます。追いかけられる夢、落ちる夢、死ぬ夢、災害の夢など、それぞれに「気をつけたいポイント」や「見直すべきテーマ」が隠れています。
また、日本には獏や宝船といった、悪い夢を流すための風習も伝わっています。怖い初夢を見たときは、書き出す、おまじないで区切りをつける、生活習慣を整えるなど、できることはいくつもあります。
一番大切なのは、「夢は夢」と冷静に受け止めつつ、その中にあるメッセージを自分なりに拾って、現実の行動に活かしていくことです。怖い初夢も、使い方次第で「今年一年をより良く過ごすためのヒント」に変えることができます。
