2025年7月26日の夕方、芸能界にちょっと驚きのニュースが飛び込んできました。
元でんぱ組.incのメンバーで、現在はタレントとして活動している最上もがさんが、出演予定だった舞台『山潜り‑YAMAKUGURI‑』を突然降板することを発表したのです。
発表があったのは、なんと開幕まで11日というタイミングでした。
このニュースをきっかけに、「最上もが 舞台降板 理由」というワードがSNSや検索でも急上昇し、多くのファンや関係者の間で話題となりました。
この記事では、最上もがさんの降板理由として公表された「準備期間不足」という点について、公式コメントや関係者の見解、報道内容をもとにわかりやすく整理していきます。
降板発表は開幕11日前。SNSでも話題に
公式コメントの内容とメディアの報道
最上もがさんのスタッフ公式X(旧Twitter)では、7月26日の18時41分に降板を伝える投稿がありました。
そこには、「本番に向けてスケジュール調整を重ねてきたが、どうしても十分な準備期間が確保できなかった」と記されていました。
舞台に立つことは難しいと判断し、関係各所と協議のうえで降板を決めたという内容でした。
この発表からほどなくして、ORICON NEWSやスポーツニッポンなどの大手メディアも一斉にこのニュースを報道しました。
同時に、最上もがさんの代役として俳優の谷口布実さんがヒロインを務めることが発表されました。
公表された降板理由は「準備期間不足」
体調不良ではないと明確に示された声明
最上もがさんが降板を決めた理由について、公式なコメントでは「準備期間がどうしても足りなかった」とされています。
体調不良やトラブルが原因という内容は一切ありませんでした。
本人は「最後まで舞台に立つことを目指していた」と述べており、出演を断念せざるを得なかったことについて、観客や関係者に対して深く謝罪しています。
さらに、「この作品を心から応援しているので、代役の谷口布実さんにも声援を送っていただけるとうれしい」と呼びかけていました。
降板に至った三つの背景とは?
子育てとの両立や作品の特性も影響か
では、なぜ最上もがさんは「準備期間が足りなかった」と判断することになったのでしょうか。
実際の背景には、いくつかの要因が重なっていたと考えられています。
まず第一に、最上もがさんは現在シングルマザーとして育児をしながら、芸能活動も続けています。
YouTubeへの出演、イベント登壇、広告撮影など、仕事は多岐にわたっています。
2025年6月のインスタライブでも「時間のやりくりが難しい」と語っていたことから、稽古に割ける時間が限られていたことが想像できます。
次に、『山潜り‑YAMAKUGURI‑』という作品自体がアクション要素の強い舞台だったという点も見逃せません。
この舞台は殺陣のシーンが多く、ヒロインには長台詞や立ち回りも求められるため、かなりの準備が必要とされる役どころでした。
関係者の話によると、演技の完成度と安全性を考慮した結果、「今の状態では舞台に立つのは難しい」と判断されたそうです。
さらに、一部の取材記事では、台本の修正や演出変更などにより、稽古の開始が当初の予定より遅れた可能性も指摘されています。
この点については公式な説明はありませんが、こうした制作面の事情も影響したのではないかという見方も出ています。
谷口布実さんが代役に決定
公演自体は予定通り上演へ
劇団丸組は同じ日の夜、公式Xを通じて、谷口布実さんがヒロイン役を引き継ぐことを発表しました。
公演自体は予定通り、2025年8月6日から東京・新宿村LIVEで行われる予定です。
チケットの払い戻しについては、希望者には個別に対応するという方針が示されていますが、スケジュールの大幅な変更は今のところ予定されていません。
谷口布実さんについて
谷口布実さんは2001年1月25日生まれ、京都府出身の俳優。
太田プロダクションに所属し、9年続けた殺陣を武器に舞台や映像作品で活躍しています。
2024年のテレビ朝日『仮面ライダーガッチャード』でミメイ役を演じ注目を集め、同年公開の映画『鬼平犯科帳 血闘』にも出演しました。
舞台では『紅兜』で主演を務め、『蒼天を駆る』など時代劇中心に経験を重ねています。
そして『山潜り‑YAMAKUGURI‑』のヒロイン代役に抜てきされ、身体能力と表現力を生かしたアクションで期待が高まっています。
趣味は美容と絵、特技は中長距離走と動画編集で、多方面に才能を伸ばしています。
ファンや観客の反応はさまざま
応援の声と、戸惑いの声の両方が届いています
SNSでは「無理をして舞台に立つより、降板という判断は正しかったと思う」という温かい声も多く見られました。
その一方で、「開幕直前の降板は周囲に負担が大きすぎる」といった厳しい意見もありました。
掲示板のGirls Channelなどでは、「代役の谷口布実さんが短期間で対応できるのか不安」という声も出ており、観客の期待と心配が入り混じっている様子です。
過去の活動休止と今回の違い
健康問題ではなく、あくまでも準備状況が理由に
最上もがさんは、2017年8月にでんぱ組.incを脱退した際、心と体のバランスを崩したことが理由と発表していました。
その後、AbemaTVの冠番組も体調不良によって出演を見合わせていた時期がありました。
今回の舞台降板では、そのような健康面の問題ではなく、あくまで「準備期間が足りなかったこと」が理由と明言されています。
制作側との協議を重ねたうえでの判断だったという点も、過去の活動休止とは大きく異なります。
最上もが舞台降板理由まとめ
最上もがさんが舞台『山潜り』を降板した理由は、公式コメントにもあるように「十分な準備時間が確保できなかったこと」でした。
シングルマザーとしての生活と芸能活動の両立、アクション舞台ならではの過酷な役柄、さらに制作スケジュールの遅れなど、いくつかの要因が重なっていたと見られます。
本番直前の降板は異例のことではありますが、観客に中途半端なものを届けないための決断でもあったのかもしれません。
舞台は予定通り上演されます。
代役の谷口布実さんがどんなヒロイン像を見せてくれるのかにも注目が集まります。
そして、最上もがさんがまた舞台に立つ日が来ることを、楽しみに待っているファンも多いはずです。