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事件と事故の違いとは?故意・過失・犯罪性を具体例でわかりやすく解説

事件と事故の違いとは?故意・過失・犯罪性を具体例でわかりやすく解説

ニュースを見ていると、「事件として捜査」「事故の可能性」「事件と事故の両面から調べる」といった表現が登場します。

何となく違いは分かっていても、交通事故が刑事事件になる場合や、火災が事件として捜査される場合を考えると、境界が分からなくなる人も多いでしょう。

この記事では、事件と事故の基本的な違いを、故意、過失、犯罪性という三つの視点から整理します。

交通事故、盗難、火災、機械の故障などの具体例も交えながら、ニュースや報告書で迷わない使い分けを分かりやすく解説します。

目次

事件と事故の違いをわかりやすく整理

結論|事件は問題として扱われる出来事、事故は意図せず起きた損害や支障

日常的な使い方では、犯罪や不正が疑われ、警察の捜査や責任追及の対象になる出来事を「事件」と呼ぶ傾向があります。

一方、本人が望んでいないのに、人がけがをしたり、物が壊れたり、設備が停止したりした出来事は「事故」と呼ばれるのが一般的です。

たとえば、他人の物を盗んだ場合は盗難事件、車同士が意図せず衝突した場合は交通事故と呼ばれます。

千葉県警察の110番案内でも、「泥棒に入られました」と「交通事故です」が、それぞれ通報内容の例として分けて示されています。

ただし、事件と事故は完全に反対の意味ではありません。

交通事故を起こした運転者に重大な不注意があれば、刑事責任を調べる対象になります。

反対に、事件だと思われていた出来事でも、調査の結果、犯罪ではなく偶然に起きた事故だったと判明することがあります。

そのため、最も大切なのは言葉だけで判断せず、何が起きたのか、故意や過失があったのか、犯罪に当たる可能性があるのかを分けて考えることです。

基本的な違いは「故意の有無」

事件と事故を区別するとき、最初の手掛かりになるのが「わざと行ったのか」という点です。

結果を起こす意思を持って行動した場合は、故意があると考えられます。

人をだまして金銭を受け取る、他人の自転車を持ち去る、腹を立てて相手を殴るといった行為は、偶然に起きたものではありません。

そのため、詐欺事件、窃盗事件、暴行事件などと呼ばれます。

これに対して、前方確認が遅れて車をぶつけた、床が滑って転んだ、機械が突然停止したといった出来事は、通常は結果そのものを望んでいません。

このような意図しない出来事には「事故」という言葉が使われやすくなります。

刑法では、原則として罪を犯す意思がない行為は処罰しないとされていますが、法律に特別な定めがある場合は、過失による行為も処罰の対象になります。

つまり、「故意なら事件、故意でなければ事故」という考え方は、最初の整理には役立ちますが、最終的な判断基準ではありません。

故意がなくても、必要な注意を怠って重大な結果を起こせば、事故であると同時に刑事責任を問われる可能性があるからです。

犯罪性や過失も判断材料になる

故意がなかったからといって、責任が一切なくなるわけではありません。

注意すれば結果を防げたのに、必要な注意を怠った場合は「過失」が問題になります。

たとえば、運転中によそ見をして歩行者にけがをさせた場合、運転者は歩行者を傷つけようと思っていたわけではないでしょう。

出来事の性質としては交通事故ですが、過失運転致傷などの犯罪に当たる可能性があります。

自動車運転死傷行為処罰法には、危険な運転によって人を死傷させた場合だけでなく、自動車の運転上必要な注意を怠り、人を死傷させた場合の処罰も定められています。

このように、事故かどうかは「結果をわざと起こしたか」という視点で考え、犯罪かどうかは「法律に違反する行為があったか」という視点で考える必要があります。

両者は判断する軸が異なるため、一つの出来事が事故でありながら刑事事件になることもあります。

また、犯罪にはならなくても、民事上の損害賠償責任や、勤務先での懲戒責任などが発生する場合があります。

「事故だから誰にも責任がない」と決めつけず、故意、過失、法律違反、損害の有無を順番に確認することが重要です。

事件と事故の違いがひと目でわかる比較表

両者の基本的な違いを整理すると、次のようになります。

比較する点事件事故
一般的な意味犯罪や不正が疑われる出来事意図せず発生した損害や支障
故意ある場合が多いない場合が多い
犯罪との関係犯罪捜査の対象になりやすい犯罪にならない場合も多い
過失との関係過失犯として扱われることがある過失が原因になることが多い
代表例盗難、詐欺、暴行、放火交通事故、転倒、機械故障、誤操作
呼び方の変化調査後に事故と判明することがある調査後に事件性が判明することがある

この表は、日常生活で言葉を選ぶときの目安です。

法律や警察の実務では、事件と事故が重なることもあります。

実際に警察庁は、交通事故について捜査を行う業務を「交通事故事件捜査」と表現しています。

交通事故と交通事故事件という言葉が併用されていることからも、事故と事件が必ずどちらか一方に分類されるわけではないことが分かります。

迷ったときは、発生直後に無理に決めつけず、「衝突があった」「物がなくなった」「火災が発生した」など、確認できている事実を先に伝えると誤解を防げます。

具体例から事件と事故の使い分けを確認

盗難・詐欺・暴行が事件と呼ばれる理由

盗難、詐欺、暴行などが事件と呼ばれるのは、偶然ではなく、人の意思によって行われる犯罪だからです。

他人の所有物を無断で持ち去る行為は窃盗に当たる可能性があります。

相手をだまして財物を渡させる行為は詐欺に当たる可能性があります。

相手に対して不法な力を加えれば、暴行や傷害に当たる可能性があります。

これらは刑法に処罰の対象となる行為として定められており、警察が犯罪の疑いを調べる対象になります。

ただし、被害を訴える人がいるだけで、直ちに犯罪が確定するわけではありません。

警察は関係者の話、防犯カメラの映像、現場に残された物、金銭の流れなどを調べます。

そのうえで、犯罪の疑いが認められれば捜査が進められます。

報道で「窃盗事件として捜査しています」と表現される場合も、裁判で有罪が確定したという意味ではありません。

犯罪の可能性がある出来事として捜査している段階を示しています。

そのため、一般の人が情報を発信するときは、確認されていない人物を犯人と決めつけない配慮も必要です。

交通事故・転倒・機械の故障が事故と呼ばれる理由

交通事故、転倒、機械の故障などは、通常、望んだ結果ではないため事故と呼ばれます。

車を運転する目的は移動することであり、他の車や歩行者に衝突することではありません。

介護施設や学校で人が転倒した場合も、本人や職員が転倒という結果を望んでいたわけではないでしょう。

工場の機械が破損した場合も、本来の目的は製品を作ったり物を運んだりすることであり、機械を壊すことではありません。

厚生労働省の資料では、事業場で発生した火災や爆発、高速回転体の破裂、機械の鎖やワイヤーロープの切断、設備の倒壊などが「事故」として報告対象に挙げられています。

このような事故では、誰かを責めることより先に、負傷者の救護、危険な場所への立ち入り防止、設備の停止などが必要です。

安全を確保した後で、操作ミスがあったのか、設備が劣化していたのか、点検が不足していたのかを調べます。

調査によって過失や法令違反が見つかれば、損害賠償、行政処分、刑事責任などが問題になる場合があります。

事故という呼び方は、責任がないことを保証する言葉ではありません。

発生時点で結果が意図されたものではないことを表す言葉として使われるのが一般的です。

火災や爆発は事件と事故のどちらになる?

火災や爆発は、原因が分からない段階では事件とも事故とも断定できません。

古くなった電気コードから出火した場合や、調理中の火が周囲に燃え移った場合は、一般的に火災事故として扱われます。

一方、建物や物品を燃やす目的で火を付けた疑いがあれば、放火事件として捜査されます。

消防機関は火災が起きると、出火した場所、火が広がった経路、設備の状態、関係者の話などを調べ、原因を記録します。

消防庁の火災調査マニュアルでも、消防機関が判定した火災原因を写真や図面などで記録し、火災予防や消防活動の検証に活用するとされています。

消防法では、放火や失火の犯罪があると認められる場合、消防長または消防署長が警察署に通報し、必要な証拠の収集や保全に努めることが定められています。

つまり、火災という現象だけでは事件か事故かを判断できません。

故意に火を付けたのか、不注意によって出火したのか、設備の異常や自然現象が原因だったのかによって扱いが変わります。

爆発についても同様で、設備の故障なら事故、故意に爆発物を使用した疑いがあれば事件として扱われます。

原因が判明していない段階では、「火災が発生した」「爆発が起きた」と事実だけを表現するのが適切です。

「事件と事故の両面から調べる」と報道される理由

身元不明の遺体が見つかった場合や、人が突然行方不明になった場合、警察は最初から原因を一つに絞れないことがあります。

第三者によって危害を加えられた可能性もあれば、転落、遭難、交通事故などに巻き込まれた可能性もあるからです。

このようなときに使われるのが、「事件と事故の両面から調べる」という表現です。

三重県警察は、海岸で身元不明の遺体が発見された事例について、事件と事故の両面で捜査していると公表しています。

この表現は、事件性が確認されたという意味でも、事故と判断されたという意味でもありません。

どちらの可能性も排除せず、死因、遺体の状態、所持品、目撃情報、周辺の映像などを確認している段階を表しています。

発生直後の情報が少ない時点で原因を決めつけると、必要な証拠や情報を見落とすおそれがあります。

そのため、警察や消防は複数の可能性を考えながら調査を進めます。

私たちがニュースを見るときも、「両面から調べている」という表現を、犯罪の発生が確定したという意味に受け取らないことが大切です。

調査中であり、結論はまだ出ていないことを示す表現だと理解するとよいでしょう。

事故でも事件になる?法律や警察での意味

交通事故でも刑事事件になる場合がある

交通事故という名前が付いていても、運転者の行為によっては刑事事件になります。

代表的なのは、自動車の運転上必要な注意を怠り、人を負傷させたり死亡させたりした場合です。

自動車運転死傷行為処罰法では、過失運転致死傷や危険運転致死傷などが処罰の対象として定められています。

飲酒や薬物の影響で正常な運転が困難な状態だった場合、著しい速度超過や制御困難な運転があった場合などは、事故の状況に応じて厳しい責任が問われる可能性があります。

また、交通事故を起こした運転者には、直ちに停止し、負傷者を救護し、道路上の危険を防止するために必要な措置を取る義務があります。

警察への報告も必要であり、事故後にそのまま立ち去れば、救護義務違反などが問題になります。

交通事故には、刑事上の責任だけでなく、被害者への損害賠償という民事上の責任や、運転免許の停止、取消しといった行政上の責任が生じる場合もあります。

この三つは別々に判断されます。

そのため、罰金や拘禁刑を受けなかったとしても、損害賠償や免許の行政処分までなくなるとは限りません。

交通事故が起きたときは、けがが軽そうに見えても、救護と警察への連絡を優先する必要があります。

調査によって事故から事件へ扱いが変わるケース

発生直後は事故と考えられていても、調査によって故意や犯罪行為が見つかれば、事件としての捜査が進められます。

たとえば、車が店舗に突っ込んだ場合、運転操作の誤りなら交通事故と考えられます。

しかし、運転者が店舗を壊す目的で意図的に突入したことが分かれば、単なる事故ではありません。

火災についても、電気設備の故障だと思われていたものが、調査によって放火の疑いが強まることがあります。

反対に、犯罪が疑われていた火災が、設備の異常や不注意による出火だったと判明する場合もあります。

警察庁の資料では、死亡事故や重傷事故、危険運転致死傷罪の適用が見込まれる事故、救護義務違反が関係する事故などについて、組織的で重点的な交通事故事件捜査を行う方針が示されています。

このように、最初に使われた呼び方が最終的な結論になるとは限りません。

現場の状況、当事者の説明、防犯カメラやドライブレコーダーの映像、車両や設備の状態などによって判断が変わります。

ニュースの表現が途中で「事故」から「事件」に変わっても、報道機関が気まぐれに言葉を変えたとは限りません。

新しい証拠や捜査結果が明らかになり、出来事の性質が具体的になった可能性があります。

初期情報と調査後の情報を分けて読むことが大切です。

法律上の「事件」は犯罪だけを意味しない

日常会話では、事件という言葉から犯罪を思い浮かべる人が多いでしょう。

しかし、裁判や法律の手続で使われる「事件」は、犯罪だけを指す言葉ではありません。

裁判所が扱うものには、民事事件、行政事件、刑事事件、家事事件、少年事件、医療観察事件などがあります。

民事事件は、貸したお金を返してほしい場合や、企業間の代金をめぐる争いなどを解決する手続です。

行政事件は、国や地方公共団体が行った処分などに不服がある場合の争いを扱います。

家事事件には、離婚や相続、親子関係などに関する手続が含まれます。

これらは、誰かが犯罪を行ったことを前提とするものではありません。

法律上の事件には、「裁判所などの機関が取り扱う具体的な案件」という意味があります。

そのため、「民事事件になった」と聞いても、直ちに警察が捜査する犯罪が発生したと考えるのは正しくありません。

刑事上の問題なのか、金銭や契約をめぐる民事上の問題なのかを確認する必要があります。

同じ言葉でも、日常会話、警察、裁判所では使われ方が異なることを覚えておくと、ニュースや公的文書を理解しやすくなります。

似ている言葉との違いと迷ったときの判断方法

事件・事案・トラブルはどう使い分ける?

「事案」は、対応や検討の対象となる出来事を、結論を決めつけずに表すときに使いやすい言葉です。

犯罪に当たるか分からない段階や、複数の問題が関係している場合にも使用できます。

警察庁も「サイバー事案」という表現を使い、インターネット上の被害相談だけでなく、爆破予告、殺人予告、自殺予告など、人命に関わる内容の通報先を案内しています。

「事件」は、犯罪や不正の疑いがあり、捜査や責任追及の対象になる場合に使われやすい言葉です。

「トラブル」は、対人関係のもめ事、契約上の行き違い、機器の不調などを広く表す日常的な言葉です。

トラブルという表現は柔らかい反面、被害の重大さや犯罪性を正確に伝えられないことがあります。

たとえば、金銭をだまし取られた状況を「お金のトラブル」とだけ表現すると、単なる話し合いの食い違いのように受け取られるかもしれません。

犯罪の疑いがあるなら、警察や相談窓口には、いつ、どこで、誰から、何をされ、どのような被害が出たのかを具体的に伝える必要があります。

反対に、事実関係が分からない段階で「事件」と断定すると、関係者の名誉を傷つけるおそれがあります。

判断がつかない場合は「事案」「出来事」「問題が発生した」などの中立的な表現を使い、その後に具体的な事実を説明すると安全です。

事故と災害は何が違う?

事故と災害は、どちらも人や物に被害を与える出来事ですが、注目する範囲が異なります。

事故は、交通、医療、仕事、製品、設備など、特定の活動や場所で起きた予期しない出来事を指すことが多い言葉です。

災害は、地震や豪雨などの自然現象や、大規模な火災、爆発などによって、地域や社会に大きな被害が生じた場合に使われます。

災害対策基本法は、暴風、豪雨、豪雪、洪水、地震、津波、噴火などの異常な自然現象に加え、大規模な火事や爆発などによって生じる被害を災害と定義しています。

つまり、自然が原因なら必ず災害、人が関係していれば必ず事故という分け方ではありません。

大規模な工場爆発は、発生原因の調査では事故として扱われながら、社会全体への影響という面では災害として対応される可能性があります。

一台の車による小規模な衝突は交通事故ですが、多数の車両が関係し、道路や周辺地域に大きな被害を与えれば、災害対応に近い規模になることもあります。

事故は原因や責任を調べる場面で使われやすく、災害は被害の広がりや救助、避難、復旧を考える場面で使われやすいと整理すると分かりやすいでしょう。

両者は排他的な言葉ではなく、一つの出来事が大規模事故であり、同時に災害として対応される場合もあります。

会社や学校の報告書ではどの表現を使う?

会社や学校の報告書では、印象的な言葉を選ぶことより、確認できた事実を正確に残すことが重要です。

最初から「事件」「重大事故」と決めつけるのではなく、発生日時、場所、関係者、発生したこと、被害状況、直後の対応を順番に記載します。

原因がまだ分からない場合は、「操作ミスが原因」と断定せず、「原因は調査中」と記載します。

厚生労働省の事故予防ガイドラインでも、事故発生時には速やかに報告して内部で共有し、事実と推論を明確に分けて原因分析や再発防止を検討することが示されています。

たとえば、「職員の不注意で利用者が転倒した」と書くと、不注意が確認されていない段階で責任を決めつけることになります。

この場合は、「利用者が居室内の床で倒れているところを職員が発見した」「右ひじに腫れが確認された」など、見たことや確認したことを先に書きます。

学校でも同様に、「生徒同士のけんか」と判断する前に、誰がどの場所にいて、どのような行動が確認され、けがや物の破損があったのかを記録します。

防犯カメラや目撃者の話がある場合は、本人が直接確認した事実と、他者から聞いた内容を分けて書きます。

報告書の名称や提出先は、会社、学校、自治体、業種によって異なります。

社内規程、学校の危機管理マニュアル、所管する行政機関の様式がある場合は、それに従う必要があります。

言葉に迷ったときは、「事案報告」「事故発生報告」など組織で定められた名称を使い、本文では事実と判断を区別することが大切です。

事件か事故か迷ったときの簡単なチェック方法

判断に迷ったときは、次の四つの点を確認すると整理しやすくなります。

確認すること考え方
結果を起こす意思があったか意図的な行為なら事件の可能性が高まる
犯罪や不正の疑いがあるか法律違反が疑われるなら警察への相談を検討する
原因は確認されているか不明なら事件や事故と断定しない
どの場面で使う言葉か日常会話、報道、警察、裁判、社内文書で意味が変わる

最初に、誰かが結果を起こす目的で行動したのかを確認します。

次に、故意がなくても、重大な不注意や法律違反がなかったかを考えます。

さらに、現在分かっていることが事実なのか、推測なのかを分けます。

原因がはっきりしない場合は、「不審な出来事があった」「設備が停止した」「人が倒れていた」など、確認できた内容をそのまま表現します。

緊急に警察官の出動が必要な事件や事故は110番を利用し、緊急ではない相談は警察相談専用電話の「#9110」や最寄りの警察署を利用できます。

けが人や急病人がいる場合や、火災が発生している場合は、安全を確保したうえで119番に通報することが優先です。

言葉の分類に時間を使い、通報や救護が遅れてはいけません。

事件か事故かを最終的に決めることより、何が起き、どのような危険があり、どのような支援が必要なのかを正確に伝えることが大切です。

まとめ

事件は、日常的には犯罪や不正が疑われ、捜査や責任追及の対象となる出来事を指します。

事故は、本人が望んでいないのに発生したけが、損害、故障、支障などを指すのが一般的です。

故意の有無は両者を考える大きな手掛かりですが、それだけで完全に区別することはできません。

故意がない交通事故でも、重大な過失によって人を死傷させれば刑事事件になる可能性があります。

火災や爆発、行方不明などは、発生直後に原因が分からず、事件と事故の両方の可能性を調べることがあります。

また、裁判所で使われる「事件」は犯罪に限られず、民事事件、行政事件、家事事件なども含みます。

言葉に迷った場合は、無理に分類せず、発生日時、場所、被害、確認できた行動などの事実を先に伝えましょう。

緊急時には言葉の選び方より、救護、避難、警察や消防への通報を優先することが重要です。

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