7月21日が何の日か知っていますか。
実はこの日は、松島・天橋立・宮島という日本を代表する三つの絶景にちなんだ記念日です。
名前は聞いたことがあっても、なぜこの三つが選ばれたのか、なぜ7月21日なのかまでは知らない人も多いでしょう。
そこには、江戸時代の学者が残した言葉と、海や松を美しいと感じてきた日本人の感覚が関係しています。
この記事では、記念日の由来から三つの景勝地の違い、旅の楽しみ方まで、初めての人にもわかりやすく紹介します。
日本三景の日とは?まず知りたい基本情報
日本三景の日はいつ?毎年7月21日
日本三景にちなんだ記念日は、毎年7月21日です。
祝日ではありませんが、松島・天橋立・宮島という日本を代表する三つの景勝地を知るきっかけになる日です。
「今日は何の日だろう」と調べた人にとっては、まずこの日付を押さえることが出発点になります。
日本三景観光連絡協議会の公式サイトでも、7月21日は日本三景に関する日として案内されています。
この記念日の面白いところは、ただ昔の景色を思い出すだけではなく、今の旅にもつながっている点です。
松島は宮城県、天橋立は京都府、宮島は広島県にあり、どれも海と深く関わる場所です。
地図で見ると三つは離れていますが、どれも「海」「松」「眺め」という共通点を持っています。
7月21日を知ることで、遠く離れた三つの場所が一つの物語でつながって見えてきます。
夏休み前後の時期でもあるため、家族旅行や一人旅のきっかけにもしやすい日です。
なぜ7月21日?林春斎の誕生日が由来
7月21日という日付には、林春斎という人物が関わっています。
林春斎は江戸時代の儒学者で、林羅山の三男です。
松島町の資料では、林春斎が『日本国事跡考』の中で、奥陸松島、丹後天橋立、安芸厳島を「三処奇観」と述べたことが日本三景の始まりと説明されています。
「三処奇観」とは、三つのすばらしい景色という意味で考えるとわかりやすいです。
この言葉が現代の「日本三景」というイメージの土台になりました。
7月21日は、その林春斎の誕生日にちなむ日です。
つまり、記念日の中心にあるのは「景色そのもの」だけではありません。
その景色を言葉にして後世へ伝えた人の存在も大切なのです。
絶景は、ただそこにあるだけでは多くの人に広まりません。
誰かが見て、感じて、言葉にして残したからこそ、数百年後の私たちも「一度は見てみたい」と思えるのです。
誰が決めた記念日?日本三景観光連絡協議会との関係
この記念日は、日本三景観光連絡協議会によって定められました。
松島町の公式ページでは、平成18年に日本三景観光連絡協議会が日付を全国に公募し、その中から7月21日を定めたと説明されています。
平成18年は西暦で2006年です。
古い歴史を持つ日本三景ですが、記念日としては比較的新しい取り組みだと言えます。
ここが少し意外なポイントです。
日本三景そのものは江戸時代から語られてきたものですが、記念日は現代の観光PRや地域の魅力発信と結びついて生まれました。
つまり、この日は歴史を振り返る日でありながら、今の地域観光を応援する日でもあります。
松島、天橋立、宮島は、それぞれ別々の地域にあります。
それでも「日本三景」という共通の名前を使うことで、三つの地域が一緒に魅力を伝えやすくなります。
旅行者にとっても、三つを比べたり、いつか全部めぐろうと考えたりする楽しみが生まれます。
日本三景とはどこのこと?松島・天橋立・宮島を紹介
日本三景とは、宮城県の松島、京都府の天橋立、広島県の宮島の三つを指します。
日本三景観光連絡協議会の公式サイトでも、この三つが江戸時代の林春斎によってすぐれた景観として示された場所だと紹介されています。
松島は、宮城県の松島湾に大小の島々が浮かぶ多島海の景色で知られています。
文化庁の国指定文化財等データベースでは、松島は大小二百余りの島が湾の中に散在する特異な多島風景として説明されています。
天橋立は、京都府北部の宮津湾にある細長い砂州です。
天橋立観光協会は、全長約3.6キロメートル、幅約20から170メートルの砂州に約6,700本の松が生い茂る地形と紹介しています。
宮島は、広島県廿日市市にある島で、厳島とも呼ばれます。
厳島神社の社殿や大鳥居、背後の自然が一体になった景色が有名です。
文化庁の文化遺産オンラインでは、厳島神社が海に向かって建ち並ぶ特異な構造を持つ神社として説明されています。
何のために作られた日?観光PRとしての意味
この記念日は、ただ日付を覚えるためだけに作られたものではありません。
三つの地域の魅力を知ってもらい、実際に足を運ぶきっかけを作る意味があります。
松島町の公式ページでは、7月21日は林春斎の誕生日であり、海の青さと新緑が際立つ夏の時期であることから定められたと説明されています。
夏の日本三景は、海の色や松の緑がはっきり見えやすい季節です。
もちろん暑さへの対策は必要ですが、景色の印象が強く残りやすい時期でもあります。
記念日をきっかけに旅行を考える人もいれば、まずは地図や写真を見て楽しむ人もいます。
どちらの楽しみ方でも、この日の役割は十分にあります。
大切なのは、「有名だから行く」だけで終わらせないことです。
由来を知ってから訪れると、海や松の見え方が少し変わります。
昔の人が何に心を動かされたのかを考えながら歩くと、旅はただの観光ではなく、時間をさかのぼる体験になります。
日本三景が生まれた歴史と選ばれた理由
林春斎とはどんな人物?
林春斎は、江戸時代に活躍した儒学者です。
儒学者とは、政治や道徳、歴史などを学び、文章や教育を通して社会に影響を与えた学者のことです。
松島町の資料では、林春斎は林羅山の三男と説明されています。
林羅山は江戸幕府に仕えた儒学者として知られる人物です。
その家に生まれた林春斎も、学問の世界に深く関わりました。
日本三景との関係で大切なのは、林春斎がただ三つの景色を並べたのではなく、文章として残したことです。
景色は見る人によって感じ方が変わります。
しかし、すぐれた文章として残ると、その場所は多くの人の記憶に入りやすくなります。
松島、天橋立、宮島は、もともと美しい場所として知られていたはずです。
そこに林春斎の言葉が加わったことで、三つをひとまとまりで見る考え方が広がりました。
今の私たちが「日本三景」と聞いて三つの地名を思い浮かべるのは、こうした歴史の積み重ねがあるからです。
『日本国事跡考』に書かれた「三処奇観」
林春斎が松島・天橋立・宮島をすぐれた景観として記した本が『日本国事跡考』です。
松島町の公式ページでは、寛永20年、つまり1643年の『日本国事跡考』の中で、奥陸松島、丹後天橋立、安芸厳島を「三処奇観」と述べたことが日本三景の最初と説明されています。
「奥陸松島」は現在の宮城県の松島を指します。
「丹後天橋立」は京都府北部の天橋立です。
「安芸厳島」は現在の広島県の宮島、つまり厳島のことです。
ここで注目したいのは、三つとも同じ形の景色ではないことです。
松島は湾に浮かぶ島々の景色です。
天橋立は細長い砂州と松並木の景色です。
宮島は島そのものの自然と、海に建つ神社が合わさった景色です。
見た目は違うのに、どれも海と松が深く関係しています。
その違いと共通点があるからこそ、三つを比べる楽しさがあります。
ただのランキングではなく、日本の自然と文化の幅広さを感じられる組み合わせなのです。
松島・天橋立・宮島に共通する美しさ
三つの景勝地に共通しているのは、海の青さと松の緑がつくる美しさです。
日本三景観光連絡協議会の公式サイトでも、松島・天橋立・宮島は「海の青」と「松の緑」が対照の妙をなす景色として紹介されています。
松島では、島の上に生える松と静かな湾の水面が印象的です。
天橋立では、白砂と松並木が細長く続き、海を分けるような不思議な形を見せます。
宮島では、緑の濃い島を背景に、厳島神社の社殿や大鳥居が海と向き合っています。
三つの景色は、どれも人工物だけで成り立っているわけではありません。
自然だけでもありません。
人が祈り、道を整え、眺める場所を作ってきたことで、今の観光地としての姿があります。
だから、日本三景の魅力は「きれいな写真が撮れる場所」というだけでは足りません。
自然と人の営みが長い時間をかけて重なった場所として見ると、もっと深く楽しめます。
海の景色を眺めているようで、実は日本人が美しいと感じてきた感覚そのものを見ているとも言えます。
江戸時代の人が感じた絶景の価値
江戸時代の旅は、今のように新幹線や飛行機で気軽に移動するものではありませんでした。
遠くの名所へ行くには時間も体力も必要でした。
それでも人々は、名所や寺社、温泉、景勝地を目指して旅をしました。
美しい景色を見ることは、ただの遊びではなく、学びや信仰、人生の思い出と結びついていたのです。
松島町の資料では、林春斎の記述の後、貝原益軒の紀行文『己巳紀行』に「日本の三景の一」とする表現が見られることも説明されています。
ここから、三つの景色が少しずつ人々の間で名所として広がっていった様子がわかります。
江戸時代の人にとって、絶景は現地に行った人だけのものではありませんでした。
文章、絵、話を通じて広まり、まだ見ぬ人の想像をふくらませる存在でもありました。
現代で言えば、旅行記や写真、動画を見て「いつか行きたい」と思う感覚に近いかもしれません。
ただし、昔の旅には今よりもずっと大きな特別感がありました。
だからこそ、一度見た景色は強く心に残り、言葉として後世へ伝えられたのです。
日本三景が今も愛され続ける理由
日本三景が今も愛される理由は、古い名前に頼っているからではありません。
実際に訪れたとき、今の人にも「来てよかった」と感じさせる力があるからです。
松島は、湾内の島々を船から眺めたり、高台から多島海を見下ろしたりできます。
文化庁のデータベースでも、松島は古くから日本三景の一つとしてうたわれてきた特異な多島風景と説明されています。
天橋立は、歩く、眺める、自転車で渡るなど、楽しみ方に幅があります。
天橋立観光協会は、約3.6キロメートルの砂州に約6,700本の松が生い茂る地形と説明しています。
宮島は、厳島神社への参拝、弥山の自然、島歩き、海沿いの景色など、文化と自然の両方を味わえます。
文化庁の文化遺産オンラインでは、厳島神社の背後にある厳島は古くから神聖視されてきたと説明されています。
三つとも、ただ一か所で写真を撮って終わる場所ではありません。
歩くほどに表情が変わり、時間帯や季節でも印象が変わります。
何百年も名前が残った理由は、歴史の重みと現地の体験が今でもつながっているからです。
松島・天橋立・宮島の魅力を比較
松島の魅力|島々が浮かぶ宮城の海景色
松島の魅力は、なんといっても湾に浮かぶ島々の景色です。
文化庁の国指定文化財等データベースでは、松島は第三紀層の凝灰岩から成る大小二百余りの島が湾の中に散在し、各島に松が生える特異な多島風景と説明されています。
「島がたくさんある海」と聞くと単純に思えるかもしれません。
しかし松島の景色は、島の形、松の枝ぶり、水面、空の色が重なって見えるところに面白さがあります。
同じ場所に立っても、朝と夕方では印象が変わります。
晴れの日は明るく開放的に見え、曇りの日は静かで落ち着いた雰囲気になります。
松島観光協会の公式サイトでも、二百六十余島を望む絶景が松島の魅力として紹介されています。
初めて行くなら、遊覧船で海から島々を見る体験は外せません。
陸から眺める松島と、船から近づいて見る島々では、受ける印象がかなり違います。
また、瑞巌寺や五大堂など、歴史ある場所と組み合わせて歩けるのも魅力です。
景色だけでなく、伊達政宗ゆかりの文化に触れられるため、歴史好きにも向いています。
天橋立の魅力|天にかかる橋のような京都の砂州
天橋立は、京都府北部の宮津湾にある細長い砂州です。
天橋立観光協会は、幅約20から170メートル、全長約3.6キロメートルの砂州に、約6,700本もの松が生い茂る珍しい地形と紹介しています。
「橋」と名前についていますが、人工の橋ではありません。
長い年月をかけて自然が作った細長い陸地です。
その形が、天へかかる橋のように見えることから、天橋立と呼ばれるようになったと伝えられています。
天橋立の楽しさは、上から眺めるだけではありません。
砂州の中を歩いたり、自転車で通ったりすると、左右に海を感じながら松並木を進む独特の体験ができます。
展望台から見る景色と、実際に砂州の上に立ったときの感覚はまったく違います。
文化庁のデータベースでも、天橋立は宮津湾内にあり、白砂青松の美景を持ち、古くから詩歌や文章に現れてきた日本三景の一つとして説明されています。
初めて訪れるなら、展望と散策の両方を入れるのがおすすめです。
上から見て驚き、歩いてその長さを実感すると、天橋立の魅力が立体的にわかります。
宮島の魅力|海に浮かぶ大鳥居と信仰の島
宮島の魅力は、海と信仰と自然が一体になっているところです。
正式には厳島と呼ばれ、広島県廿日市市にあります。
文化庁の国指定文化財等データベースでは、厳島は特別史跡および特別名勝に指定されていると示されています。
宮島と聞いて多くの人が思い浮かべるのは、海に立つ大鳥居でしょう。
潮の満ち引きによって、鳥居の見え方が変わるのも大きな魅力です。
満潮のときは海に浮かんでいるように見え、干潮のときは近くまで歩ける場合があります。
厳島神社の公式サイトでは、国宝である嚴島神社が平成8年に世界遺産に登録されたと案内されています。
文化庁の世界遺産一覧でも、厳島神社は広島県にある文化遺産として平成8年に記載されたことが示されています。
宮島は神社だけでなく、弥山の自然、商店街、海沿いの散策も楽しめます。
観光地としてにぎやかな面がありながら、少し歩くと静かな空気も感じられます。
にぎわいと神聖さが同じ島の中にあることが、宮島ならではの深みです。
三つの違いを表でわかりやすく比較
三つの景勝地は、すべて日本三景と呼ばれますが、実際の楽しみ方はかなり違います。
初めて行く場所を選ぶなら、景色のタイプ、歩きやすさ、歴史や文化への関心で考えると決めやすくなります。
| 場所 | 所在地 | 景色の特徴 | 向いている楽しみ方 | 印象に残りやすいポイント |
|---|---|---|---|---|
| 松島 | 宮城県 | 湾に大小の島々が浮かぶ多島海 | 遊覧船、高台からの眺望、寺社めぐり | 海に点在する島と松の景色 |
| 天橋立 | 京都府 | 細長い砂州と松並木 | 展望台、散策、自転車 | 天にかかる橋のように見える地形 |
| 宮島 | 広島県 | 島の自然と厳島神社が調和 | 参拝、島歩き、弥山散策 | 海上の社殿と大鳥居 |
松島は「海に浮かぶ島々を眺める旅」に向いています。
天橋立は「上から見て、実際に歩く旅」に向いています。
宮島は「信仰の空気と観光を一緒に味わう旅」に向いています。
文化庁の資料では、松島、天橋立、厳島はいずれも特別名勝として扱われています。
どこが一番上という話ではなく、どんな景色を見たいかで選ぶのが正解です。
海を広く眺めたいなら松島です。
不思議な地形を体感したいなら天橋立です。
歴史ある神社と島の空気を味わいたいなら宮島です。
初めて行くならどこがおすすめ?
初めて日本三景を訪れるなら、目的によっておすすめは変わります。
移動のしやすさだけでなく、何を見たいかを先に決めると後悔しにくくなります。
短い時間でも景色を楽しみたい人には松島が向いています。
松島海岸周辺には観光スポットが集まっており、遊覧船や寺社めぐりを組み合わせやすいからです。
歩くことが好きな人や、景色を体で感じたい人には天橋立が向いています。
展望台から眺めたあと、砂州を歩くことで、地形の大きさを実感できます。
神社や歴史、島の雰囲気をゆっくり味わいたい人には宮島が向いています。
厳島神社だけでなく、弥山や商店街まで含めると、半日から一日かけて楽しめます。
ただし、どこも天気や季節によって印象が変わります。
夏は海と松の色が鮮やかですが、暑さ対策が必要です。
秋は紅葉、冬は澄んだ空気、春は花や新緑が楽しめます。
初めての一か所を選ぶなら、「写真で見たい場所」よりも「現地で何をしたいか」で選ぶのがおすすめです。
日本三景の日をきっかけに楽しむ旅のヒント
7月21日前後に旅する魅力
7月21日前後は、夏らしい海の景色を楽しみやすい時期です。
松島町の公式ページでも、7月21日は海の青さと新緑が際立つ夏の時期であることから定められたと説明されています。
この時期の魅力は、海と松の色がはっきり見えやすいことです。
松島の島々、天橋立の松並木、宮島の山の緑は、夏の光の中でくっきりした印象になります。
ただし、夏の旅には暑さや混雑への注意も必要です。
特に海沿いは日差しをさえぎる場所が限られることがあります。
帽子、飲み物、歩きやすい靴は基本です。
朝早めに動くと、暑さを避けやすく、写真も撮りやすくなります。
また、7月21日そのものにこだわりすぎなくても大丈夫です。
前後の週末や夏休みの予定に合わせて訪れても、記念日を知っているだけで旅の意味は変わります。
「なぜこの三つが日本三景なのか」を考えながら歩けば、何気ない海辺の風景も特別に見えてきます。
夏の日本三景で気をつけたい服装と持ち物
夏に日本三景を訪れるなら、服装は動きやすさと暑さ対策を重視しましょう。
三つの場所はどれも海に近く、屋外を歩く時間が長くなりやすいです。
松島では、遊覧船に乗ったり、寺社を歩いたりすることがあります。
天橋立では、砂州を歩く、展望台へ向かう、レンタサイクルを使うなど、体を動かす場面が多めです。
宮島では、フェリーで渡ったあと、厳島神社周辺や弥山方面を歩くことがあります。
服装は、通気性のよいシャツ、歩きやすい靴、日差しを避ける帽子が便利です。
サンダルでも歩ける場所はありますが、長く歩くならスニーカーのほうが安心です。
持ち物としては、飲み物、タオル、日焼け止め、モバイルバッテリー、小さな折りたたみ傘があると助かります。
海辺は天気が変わることもあるため、雨具があると安心です。
また、神社や寺を訪れる場合は、露出が多すぎる服装よりも落ち着いた服装のほうが気持ちよく過ごせます。
旅先で大切なのは、おしゃれよりも最後まで疲れずに楽しめることです。
写真をきれいに撮りたい気持ちも大事ですが、まずは体調を崩さない準備を優先しましょう。
各地のイベント情報を調べるコツ
記念日に合わせて旅をするなら、イベント情報は必ず直前に確認しましょう。
催しは年によって内容や日程が変わるからです。
松島観光協会の公式サイトにはイベント情報やイベントカレンダーが掲載されています。
天橋立観光協会の公式サイトにも、お知らせや交通情報、施設情報が掲載されています。
宮島については、宮島観光協会や嚴島神社の公式サイトで観光施設、行事予定、新着情報を確認できます。
調べるときは、個人の投稿だけで判断しないほうが安全です。
SNSは雰囲気を知るには便利ですが、時間変更や中止などの正式情報は公式ページで確認するのが基本です。
特に船、ケーブルカー、リフト、神社の行事、交通規制は、旅行の流れに直接関わります。
行きたいイベントがある場合は、開催日だけでなく、開始時間、場所、予約の有無、雨天時の対応も見ておきましょう。
旅先では「思っていたより移動に時間がかかった」ということがよくあります。
予定を詰め込みすぎず、メインを一つ決めておくと、当日ゆっくり楽しめます。
混雑を避けてゆっくり楽しむ方法
日本三景はどこも人気の観光地なので、時期や時間によって混雑します。
混雑を避けたいなら、朝早めの行動がいちばん効果的です。
観光地では、昼前から午後にかけて人が増えやすくなります。
特に連休、夏休み、紅葉の時期、週末は余裕を持って動くことが大切です。
松島なら、朝のうちに遊覧船や主要スポットを回ると、午後を食事やお土産選びに使いやすくなります。
天橋立なら、展望台を先に楽しみ、そのあと砂州を歩く流れにすると、景色と体験の両方を味わえます。
宮島なら、フェリーの時間と厳島神社周辺の混み方を考えて、早めに島へ渡るのがおすすめです。
もう一つのコツは、人気スポットだけに集中しないことです。
有名な場所から少し離れると、静かに景色を見られる場所が見つかることがあります。
また、食事の時間を少しずらすだけでも、待ち時間を減らせます。
混雑を完全になくすことはできませんが、時間をずらし、予定に余白を作れば、旅の満足度はかなり変わります。
絶景は急いで見るより、少し立ち止まって見るほうが記憶に残ります。
日帰り・宿泊で変わる楽しみ方
日本三景は、日帰りでも宿泊でも楽しめます。
ただし、旅の満足度は過ごせる時間によって大きく変わります。
日帰りの良さは、気軽に行けることです。
主要スポットをしぼれば、短時間でも「来てよかった」と感じる旅になります。
松島なら遊覧船と瑞巌寺周辺、天橋立なら展望台と砂州散策、宮島なら厳島神社周辺を中心にすると無理がありません。
一方で、宿泊すると朝や夕方の景色を楽しみやすくなります。
観光客が少ない時間帯の空気は、昼間とは違います。
海辺の朝は静かで、光の角度もやわらかくなります。
夕方は水面や空の色が変わり、写真にも記憶にも残りやすい時間です。
宿泊するなら、食事や温泉、夜の散策も旅の一部になります。
特に宮島は、日帰り客が帰ったあとの雰囲気を味わえるのが魅力です。
天橋立周辺も、宮津の海の幸や温泉と組み合わせると満足度が上がります。
松島も、海の幸や月見の風情を楽しむ旅にできます。
初めてなら日帰り、じっくり味わうなら宿泊と考えると選びやすいです。
日本三景の日がもっと面白くなる豆知識
三つとも海と深く関わる景勝地
日本三景は、三つとも海と深く結びついています。
松島は湾に浮かぶ島々の景色です。
天橋立は宮津湾にできた砂州です。
宮島は瀬戸内海に浮かぶ島で、厳島神社の社殿や大鳥居が海と向き合っています。
この共通点を知ると、日本三景の見え方が変わります。
ただ三つの有名観光地を並べたのではなく、海に囲まれた日本らしい景色が選ばれていることがわかります。
日本三景観光連絡協議会の公式サイトでも、三つの景色は海に囲まれた国である日本を象徴する絶景として紹介されています。
海は、季節や天気、時間によって表情が変わります。
同じ場所でも、晴れた日の青い海、夕方の赤い海、曇りの日の静かな海では印象が違います。
また、松の緑も重要です。
海だけなら広い景色になりますが、そこに松があることで、日本らしい落ち着きが生まれます。
青い海と緑の松の組み合わせは、三つの景勝地に共通する美しさです。
この共通点を意識して旅をすると、三つを別々の場所としてではなく、一つの大きなテーマで楽しめます。
日本三景はいずれも国の特別名勝
日本三景は、観光地として有名なだけではありません。
文化財としても高い価値を持つ場所です。
文化庁の国指定文化財等データベースでは、松島は特別名勝として掲載されています。
天橋立も特別名勝として掲載され、指定年月日や所在地などが示されています。
厳島は特別史跡であり、特別名勝でもあると示されています。
特別名勝とは、名勝の中でも特に価値が高いものとして扱われる文化財です。
つまり、日本三景は「昔から有名だからすごい」というだけではなく、国の文化財としても守られている景色なのです。
このことを知ると、現地での行動も少し変わるはずです。
きれいな写真を撮るだけでなく、景色を傷つけないように歩くことも大切になります。
松の根を踏み荒らさない、ゴミを持ち帰る、立ち入り禁止の場所に入らないなど、当たり前のマナーが景色を守ります。
日本三景は、今の私たちだけのものではありません。
昔の人から受け継ぎ、これからの人に渡していく景色です。
宮島の厳島神社は世界文化遺産
宮島を語るうえで外せないのが、厳島神社です。
嚴島神社の公式サイトでは、国宝嚴島神社が平成8年に世界遺産に登録されたと案内されています。
文化庁の日本の世界遺産一覧でも、厳島神社は広島県の文化遺産として平成8年に記載されたことが示されています。
平成8年は西暦1996年です。
世界遺産と聞くと、建物だけが評価されていると思う人もいるかもしれません。
しかし、厳島神社の魅力は建物だけではありません。
文化庁の文化遺産オンラインでは、厳島神社は瀬戸内海の島を背後にし、入江の海の中に木造建物が建ち並ぶ日本でも珍しい神社と説明されています。
さらに、背後の厳島は古くから弥山を中心に神聖視されてきたと説明されています。
つまり、厳島神社は建物、海、山、信仰が一体となった場所です。
大鳥居だけを見て帰るのは、少しもったいない楽しみ方です。
時間があれば、社殿の造り、潮の満ち引き、背後の山の存在にも目を向けてみましょう。
そうすると、宮島が「信仰の島」として大切にされてきた理由が感じやすくなります。
日本三景を全部めぐるなら何日必要?
日本三景を全部めぐるなら、かなり余裕を持った計画が必要です。
松島は宮城県、天橋立は京都府北部、宮島は広島県にあります。
三つは日本列島の広い範囲に分かれているため、一日で全部回る旅は現実的ではありません。
移動だけなら不可能ではない組み合わせも考えられますが、景色を楽しむ時間がほとんどなくなります。
せっかく行くなら、最低でも三泊四日以上で考えるのが安心です。
ゆったり楽しむなら、五日から一週間ほどあると満足度が高くなります。
例えば、東北から西へ移動するなら、松島、天橋立、宮島の順に進むルートが考えられます。
反対に、中国地方から出発するなら、宮島、天橋立、松島の順もあります。
ただし、天橋立は京都市中心部からも距離があるため、京都観光のついでに短時間で行く感覚だと慌ただしくなります。
三つを制覇する旅は、スタンプラリーのように急ぐより、それぞれ一泊ずつする気持ちで組むのがおすすめです。
三つを一度に回らなくても、年に一か所ずつ訪れる楽しみ方もあります。
むしろ、そのほうが一つひとつの景色を深く味わえます。
家族旅行・一人旅・カップル旅行での楽しみ方
日本三景は、旅のスタイルによって楽しみ方が変わります。
家族旅行なら、移動しやすさと休憩のしやすさが大切です。
松島は観光スポットが比較的まとまっているため、子ども連れでも予定を組みやすいです。
遊覧船に乗ると、歩き疲れずに景色を楽しめます。
天橋立は、展望台と砂州散策を組み合わせると、子どもにもわかりやすい体験になります。
ただし、歩く距離が長くなりやすいので、無理のない範囲で計画しましょう。
宮島は、フェリーで島へ渡る時点で特別感があります。
厳島神社、商店街、海辺の散歩を組み合わせれば、家族でも楽しみやすいです。
一人旅なら、景色を眺める時間を長めに取るのがおすすめです。
誰かに合わせる必要がないので、気に入った場所でゆっくりできます。
カップル旅行なら、朝夕の時間帯や宿泊を組み合わせると印象に残りやすくなります。
松島の海、天橋立の展望、宮島の夕景は、会話が少なくても心に残る時間を作ってくれます。
どの旅でも共通して大切なのは、予定を詰め込みすぎないことです。
日本三景は、急いで通り過ぎるより、立ち止まって眺めるほど良さが伝わる場所です。
「日本三景の日」まとめ
7月21日は、松島・天橋立・宮島という三つの景勝地に思いを向ける記念日です。
その由来には、江戸時代の儒学者・林春斎が『日本国事跡考』で三つの景色をすぐれた景観として記した歴史があります。
松島は、湾に浮かぶ大小の島々がつくる多島海の美しさが魅力です。
天橋立は、自然が作った細長い砂州と松並木が、天にかかる橋のように見える不思議な景色です。
宮島は、厳島神社と海、背後の山が一体となった信仰の島です。
三つはそれぞれ違う表情を持ちながら、海と松の美しさでつながっています。
また、三つはいずれも特別名勝として扱われる価値ある景勝地です。
この記念日を知ると、旅行先としての魅力だけでなく、日本人が長く大切にしてきた美意識も見えてきます。
次に海辺の景色を見るときは、ただ「きれい」と思うだけでなく、なぜその景色が人の心に残るのかも考えてみてください。
そうすれば、日本三景の旅はもっと深く、もっと面白くなります。
