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「初旬」と「上旬」の違いは?何日から何日までか・正しい使い分けをわかりやすく解説

「初旬」と「上旬」の違いは?何日から何日までか・正しい使い分けをわかりやすく解説

予定表や案内文で見かける「初旬」と「上旬」という言葉。

どちらも月の初めを表しているように見えますが、具体的に何日から何日までなのか、違いはあるのかと疑問に思う人も多いでしょう。

「初旬は1日から5日まで」「上旬は10日まで」と覚えている人がいるかもしれません。

しかし、初旬と上旬はどちらも同じ期間を表す言葉です。

この記事では、初旬と上旬の正しい意味や使い分け、月初や初頭との違いをわかりやすく解説します。

発送予定や締め切りで使う際の注意点も紹介するので、日付に関する言葉を正確に使いたい人は、ぜひ参考にしてください。

目次

「初旬」と「上旬」の違いを最初に確認

結論:「初旬」と「上旬」は基本的に同じ意味

「初旬」と「上旬」は、どちらも月の最初の10日間を表す言葉です。

読み方は、初旬が「しょじゅん」、上旬が「じょうじゅん」です。

たとえば「4月初旬」と「4月上旬」は、どちらも4月1日から4月10日までの期間を指します。

初旬と上旬の間に、日付上の違いはありません。

「初旬のほうが早い時期を表す」「上旬は初旬よりも長い期間を表す」といった決まりもありません。

初旬は「月の初めの10日間」、上旬は「月の1日から10日まで」と定義されており、お互いが同じ意味の言葉として示されています。

両者の違いは、期間ではなく言葉の選び方にあります。

初旬は「初め」という印象を強く出したい文章になじみやすく、上旬は中旬や下旬と並べて予定を示す場面で使いやすい表現です。

ただし、これは文章の雰囲気や使いやすさによるものであり、意味を分ける正式なルールではありません。

どちらを使っても、基本的に間違いではないと覚えておきましょう。

どちらも月の1日から10日までを表す

初旬と上旬が表す期間は、その月の1日から10日までです。

10日も範囲に含まれるため、4月10日は「4月上旬」にあたります。

一方、4月11日になると上旬ではなく中旬です。

気象庁でも、1日から始まる連続した10日間を上旬、11日から始まる10日間を中旬、21日から月末までを下旬としています。

月の日数が28日、29日、30日、31日のどれであっても、上旬と中旬の区切りは変わりません。

2月も1日から10日までが上旬、11日から20日までが中旬、21日から月末までが下旬です。

31日まである月では、21日から31日までの11日間が下旬になります。

そのため、上旬と中旬は必ず10日間ですが、下旬の日数は月によって異なります。

「上旬」という言葉は、おおよその時期を伝えるときに便利です。

しかし、期間内のどの日になるかまではわかりません。

「5月上旬に発送します」と書かれている場合、発送予定日は5月1日かもしれませんし、5月10日かもしれません。

具体的な日を知りたいときは、日付を確認する必要があります。

「初旬は1日から5日まで」という説は正しい?

初旬を1日から5日までと考えるのは、一般的な言葉の定義とは異なります。

初旬は月の最初の10日間を指すため、正しい範囲は1日から10日までです。

1日から5日までという認識が生まれる理由の一つとして、「初め」という漢字の印象が考えられます。

月の初めと聞くと、1日や2日など、ごく早い時期だけを思い浮かべる人もいるでしょう。

しかし、「初旬」の「旬」は10日間を表すため、感覚だけで期間を5日間に縮めることはできません。

気象庁の用語には、連続する5日間を表す「半旬」という区切りがあります。

暦日半旬では、1日から5日、6日から10日というように、月を5日ごとに区切ります。

つまり、1日から5日までを厳密に表したい場合は「第1半旬」にあたりますが、日常生活で半旬という言葉を使う機会は多くありません。

一般向けの文章では、「1日から5日まで」「月の最初の5日間」のように具体的に書くほうが伝わります。

初旬を使うときは、10日まで含まれることを前提にしましょう。

「初旬」と「上旬」の意味を詳しく解説

「初旬」の意味と読み方

初旬は「しょじゅん」と読みます。

意味は、1か月を10日ごとに三つに分けたときの、最初の10日間です。

日付で表すと、毎月1日から10日までになります。

「初」という漢字には、物事の始まりや始まって間もない時期という意味があります。

そこに10日間を表す「旬」が付くことで、月の初めの10日間を示す言葉になります。

「初旬」は月と組み合わせて使うのが一般的です。

たとえば「6月初旬に梅雨対策を始める」「12月初旬に案内状を送る」のように使います。

何月なのかが前後の文章から明らかな場合は、「初旬に公開する予定です」のように、月を省略することもできます。

ただし、初旬だけでは何月のことなのか判断できない場合があります。

仕事のメールや複数月にまたがる予定表では、「来月初旬」「10月初旬」のように対象となる月を明記しましょう。

また、初旬は「しょしゅん」ではなく「しょじゅん」と読みます。

食べ物が最もおいしい時期を表す「旬」は「しゅん」と読みますが、初旬や上旬では「じゅん」と読む点にも注意が必要です。

「上旬」の意味と読み方

上旬は「じょうじゅん」と読みます。

月の1日から10日までの10日間を表し、初旬と同じ期間を指します。

上旬の「上」は、位置が高いという意味ではなく、三つに分けた期間の最初という意味で使われています。

月を上旬、中旬、下旬の三つに分けることで、おおよその時期を簡潔に伝えられます。

国立国語研究所の日本語学習用資料でも、上旬は各月の最初の10日間とされ、「来月の上旬に大阪へ行きます」という用例が示されています。

上旬は、旅行、発売、発送、イベント、申し込みなど、幅広い予定に使える言葉です。

「新商品は9月上旬に発売予定です」と書けば、9月1日から10日までのどこかで発売される予定だと伝えられます。

ただし、上旬は特定の日を示す言葉ではありません。

予定が確定していない段階では便利ですが、集合日や締め切りのように日付が重要な場面には向いていません。

「上旬に集合してください」ではなく、「6月8日の午前10時に集合してください」と伝える必要があります。

「旬」が10日間を表す理由

「旬」には、10日または10日間という意味があります。

そのため、初旬や上旬だけでなく、中旬や下旬にも同じ漢字が使われています。

漢字の成り立ちでは、「旬」は太陽や日を表す「日」と、巡ることを表す部分を組み合わせた字とされています。

古代中国では日を十干で数え、10日でひと巡りすることから、旬が10日間を表すようになりました。

この意味を知ると、上旬、中旬、下旬の区切りが覚えやすくなります。

上旬は最初の10日間、中旬は次の10日間、下旬は残りの期間です。

なお、野菜や魚がおいしい時期を表す「旬」と、初旬や上旬に使われる「旬」は、同じ漢字でも読み方と意味が異なります。

「旬の野菜」では「しゅん」と読み、食材が多く出回り、味がよい時期などを表します。

「4月上旬」では「じゅん」と読み、10日単位の期間を表します。

文章を読むときは、前後に月や日付があるかどうかを見ると判断しやすいでしょう。

「初旬」と「上旬」のニュアンスと使い分け

「初旬」は文章で使われやすい少し硬めの表現

初旬は、月の始まりを意識させる言葉です。

「初」という漢字が含まれているため、季節の説明、案内文、報告書などのまとまった文章にもなじみます。

たとえば、「桜は4月初旬に開花しました」「工事は8月初旬に開始する予定です」といった使い方ができます。

文章全体を落ち着いた雰囲気にしたいときにも使いやすい表現です。

ただし、初旬が正式で、上旬がくだけた表現というわけではありません。

初旬と上旬は同じ意味の言葉であり、使える場面を分ける厳密な決まりもありません。

会話で「来月初旬に行くよ」と言っても不自然ではなく、仕事の文書で「来月上旬に実施します」と書いても問題ありません。

少し硬く感じるかどうかは、文章全体の言葉遣いや読む人によっても変わります。

表現に迷ったときは、周囲の文章に合わせることが大切です。

「中旬」「下旬」という言葉も一緒に使う場合は、初旬ではなく上旬に統一すると、三つの区分がそろって読みやすくなります。

「上旬」は会話や予定の案内でも使いやすい表現

上旬は、日常会話から仕事の連絡まで幅広く使われています。

「来月上旬に旅行する」「商品は月の上旬に届く予定だ」のように、おおよその予定を伝えるときに便利です。

中旬や下旬と組み合わせやすい点も、上旬の特徴です。

「予約受け付けは5月上旬、抽選結果は5月中旬、発送は5月下旬を予定しています」と書けば、一連の流れをわかりやすく整理できます。

国立国語研究所の資料でも、上旬は日常的な予定を表す例文に使われています。

ただし、上旬という言葉から思い浮かべる日は、人によって異なる可能性があります。

1日や2日を思い浮かべる人もいれば、8日から10日ごろを想像する人もいます。

言葉の定義では1日から10日までですが、その中のどの日になるかは文章だけではわかりません。

予定がまだ決まっていない場合は上旬で問題ありませんが、日付が決まった後は具体的な日に置き換えましょう。

特に予約、支払い、納品、申し込みなどでは、数字で伝えたほうが認識のずれを防げます。

初旬と上旬を使った例文

初旬と上旬は、ほとんどの文章で入れ替えることができます。

次の例文は表現が異なりますが、示している期間は同じです。

初旬を使った文章上旬を使った文章
4月初旬に新入社員研修を行います4月上旬に新入社員研修を行います
商品は7月初旬に入荷する予定です商品は7月上旬に入荷する予定です
11月初旬から準備を始めます11月上旬から準備を始めます
来月初旬に改めてご連絡します来月上旬に改めてご連絡します

どちらを選んでも、期間は1日から10日までです。

文章の中で上旬、中旬、下旬を並べる場合は、上旬を使うと統一感が出ます。

「受付は上旬、審査は中旬、結果発表は下旬です」という形です。

月の始まりを印象づけたい文章では、初旬を選んでもよいでしょう。

「春の訪れを感じる3月初旬」「新しい制度が始まった4月初旬」といった文章では、始まりを表す「初」の字が内容に合います。

ただし、納期を伝える文章では、どちらを選ぶかよりも具体的な日付が書かれているかが重要です。

「6月上旬に提出」よりも「6月10日までに提出」のほうが、相手が行動しやすい文章になります。

「月初」「月初め」「初頭」との違い

「月初」と初旬・上旬の違い

月初は「げっしょ」と読み、月の初めを表します。

初旬や上旬の類語ではありますが、月初が何日までなのかという明確な日付は定められていません。

初旬と上旬は1日から10日までという範囲が決まっています。

一方、月初は月が始まって間もないころを表すため、どの程度の期間を想定するかは文章や状況によって変わります。

たとえば、会社の経理業務で「月初は忙しい」と言う場合、1日だけを指すこともあれば、最初の数営業日を指すこともあります。

「月初に請求書を送ります」という連絡だけでは、1日に送るのか、5日ごろまでに送るのかは判断できません。

期日を明確にする必要がある場合は、「毎月3日に送ります」「毎月第3営業日までに送ります」のように書きましょう。

また、「月初」と「月初め」は意味が近いものの、月初は業務連絡や予定表などで短く表現したいときに使いやすい言葉です。

初旬や上旬と完全に同じ期間だと思い込まず、月初には固定された終わりの日がないと理解しておきましょう。

「月初め」「月の頭」と初旬・上旬の違い

月初めは「つきはじめ」と読み、月の初めや月が始まって間もないころを表します。

「月の頭」もほぼ同じ意味で使われますが、会話に近い表現です。

「月初めに買い物へ行く」「月の頭に予定を決める」のように使います。

初旬や上旬との大きな違いは、日付の範囲が固定されているかどうかです。

初旬と上旬は1日から10日までですが、月初めや月の頭には「何日まで」という共通の区切りがありません。

話し手が1日から3日程度を考えている場合もあれば、最初の1週間ほどを考えている場合もあります。

そのため、「月初めまでに支払ってください」という伝え方は、期限として不明確です。

支払う側は2日までと考え、受け取る側は1日までと考えている可能性があります。

日常会話でおおよその時期を話すだけなら問題ありません。

仕事や契約に関わる連絡では、「5月5日まで」「5月最初の営業日まで」のように、基準がわかる表現へ置き換えましょう。

「初頭」は月以外の期間にも使われる

初頭は「しょとう」と読み、ある時代や時期の初めのころを表します。

初旬や上旬のように、1日から10日までという決まった期間を示す言葉ではありません。

「20世紀初頭」「平成初頭」「物語の初頭」のように、月よりも長い時代や、物事の最初の部分を表すときにも使えます。

たとえば「2000年代初頭」と書いた場合、2000年から何年までを指すかが厳密に決まっているわけではありません。

文章の内容に応じて、始まって間もない数年間を指します。

「4月初頭」という表現も可能ですが、4月1日から何日までなのかは明確になりません。

4月1日から10日までを示したいのであれば、「4月初旬」または「4月上旬」のほうが正確です。

初頭は、歴史や社会の変化、作品の構成など、幅のある期間や段階を説明する文章に向いています。

日程を伝える場面では、初頭よりも初旬、上旬、具体的な日付を使い分けましょう。

初旬・上旬を使うときの注意点

「上旬ごろ」「上旬まで」「上旬以降」が表す範囲

「上旬」に別の言葉を付けると、伝わる範囲や意味が変わります。

「上旬ごろ」の「頃」は、ある時期とその前後を大まかに表す言葉です。

上旬だけでも10日間の幅があるため、「上旬ごろ」とすると、予定がさらに曖昧になります。

「桜の見頃は4月上旬ごろ」のような予測には使えますが、提出期限や集合日には向きません。

「上旬まで」は、上旬のどこかを期限としているように読めます。

しかし、1日までなのか10日までなのかが明確ではないため、「10日まで」と同じ意味だと決めつけることはできません。

10日を期限にしたい場合は、「5月10日まで」と書くのが確実です。

「上旬以降」は、上旬を基準にして、その後の時期を表す言い方です。

「以後」や「以降」は、特定の日付を基準にした場合、その日を含めて後を表すのが一般的ですが、「上旬」のように幅のある期間を基準にすると開始日がわかりにくくなります。

「5月1日以降」なのか「5月11日以降」なのかを明確にして伝えましょう。

発送・納期・締め切りでは具体的な日付を添える

発送や納期を知らせる文章では、「上旬」の意味だけでなく、何を行う時期なのかを確認する必要があります。

「6月上旬に発送します」は、6月1日から10日までに発送手続きを行うという意味です。

商品が6月10日までに届くことを保証する表現ではありません。

発送後の配達日数によっては、到着が中旬になる可能性もあります。

6月10日までの到着を約束するのであれば、「6月10日までにお届けします」と書く必要があります。

納期についても、「7月上旬に納品」と「7月上旬までに納品」では受ける印象が異なります。

それでも具体的な期限はわかりにくいため、「7月8日17時まで」のように日付と時刻を示すほうが親切です。

営業日を基準にする場合は、「第5営業日まで」などの条件も明記しましょう。

祝日や休業日がある月は、暦の日付と営業日の数え方が一致しないことがあります。

予定がまだ決まっていない段階では上旬を使い、日付が決まり次第、具体的な情報へ更新する流れがおすすめです。

中旬・下旬を含めた期間を早見表で確認

初旬や上旬と一緒に、中旬と下旬の範囲も覚えておくと、予定を読み間違えにくくなります。

中旬は11日から20日まで、下旬は21日から月末までです。

表現読み方基本的な期間注意点
初旬しょじゅん1日から10日上旬と同じ意味
上旬じょうじゅん1日から10日10日も含まれる
中旬ちゅうじゅん11日から20日11日から始まる
下旬げじゅん21日から月末月によって日数が変わる
月初げっしょ月の初め終わりの日は固定されていない
月初めつきはじめ月の初め終わりの日は固定されていない
初頭しょとうある時期の初め10日間とは限らない

10日は上旬に含まれ、11日から中旬になります。

20日は中旬に含まれ、21日から下旬です。

2月も上旬と中旬の範囲は変わらず、21日から28日または29日までが下旬になります。

月初や月初めは初旬の類語として扱われますが、具体的な日付の範囲まで同じとは限りません。

日付を正確に伝えたいときは、表現の印象に頼らず数字を使いましょう。

初旬と上旬の違いまとめ

初旬と上旬は、どちらも月の1日から10日までを表します。

日付上の違いはなく、初旬が1日から5日までという決まりもありません。

初旬は月の始まりを意識させる文章になじみやすく、上旬は中旬や下旬と並べて予定を整理するときに便利です。

ただし、両者の使い分けに厳密な規則はなく、ほとんどの文章で入れ替えられます。

月初、月初め、月の頭は、月が始まって間もないころを表しますが、何日までなのかは決まっていません。

初頭も、時代や期間の始まりを幅広く表す言葉であり、1日から10日までに限定されません。

大切なのは、初旬や上旬が特定の日を表す言葉ではない点です。

発送、納期、支払い、締め切りなど、日付の認識がずれると困る場面では、「5月10日まで」のように具体的に伝えましょう。

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