スリッパとサンダルは見た目がよく似ているため、「何が違うのだろう」と疑問に感じることがあります。
室内で履くものがスリッパ、外で履くものがサンダルというイメージはありますが、ルームサンダルやサボサンダルのように、簡単には分類できない商品も増えています。
名称だけを見て選ぶと、室内用を外で履いてすぐに傷めたり、歩きにくいものを外出用に選んだりするかもしれません。
この記事では、スリッパとサンダルの違いを、使用場所、形、足の固定方法、底の素材という視点からわかりやすく解説します。
ルームシューズ、つっかけ、ミュール、サボサンダル、バブーシュとの違いも紹介します。
最後まで読むことで、使う場所や目的に合った履物を自分で選べるようになります。
スリッパとサンダルの違いを最初に結論から解説
スリッパとサンダルの違いがわかる比較表
スリッパとサンダルの違いを簡単に整理すると、スリッパは室内で短時間に脱ぎ履きしやすいものが多く、サンダルは屋外での使用を想定した種類が多いといえます。
ただし、これは商品を選ぶときの実用的な目安であり、すべての製品に当てはまる厳密な決まりではありません。
実際に、無印良品ではスリッパとルームサンダルを同じ「室内履き」の分類で扱っています。
一方、ムーンスターはサンダルについて、ソールと甲のパーツやストラップなどが一体化した、手軽に履ける履物と説明しています。
| 比較する点 | スリッパに多い特徴 | サンダルに多い特徴 |
|---|---|---|
| 主な使用場所 | リビングや寝室などの室内 | 街中や庭、水辺などの屋外 |
| かかとの形 | 開いているものが多い | 開いているものから固定式まで幅広い |
| 足の固定方法 | 甲部分に足を差し込む | バンドや鼻緒、ストラップで支える |
| 底のつくり | 床を傷つけにくい軽い底が中心 | 地面を歩くための丈夫な底が中心 |
| 脱ぎ履き | 素早く脱ぎ履きしやすい | 種類によっては調節や着脱が必要 |
| 水への対応 | 布製など水に弱いものも多い | 水に強い素材を使った商品も多い |
| 長時間の歩行 | 基本的には向かない | 歩行向けに設計された商品もある |
最も大切なのは、名称だけで判断せず、商品に記載された使用場所、底材、滑り止め、洗濯方法を確認することです。
基本的には室内用がスリッパ、屋外用がサンダル
一般的な家庭では、リビングや廊下で履くものをスリッパ、玄関の外や庭で履くものをサンダルと呼ぶことが多くなっています。
無印良品の公式販売ページでも、スリッパやルームサンダルは「室内履き」として案内されています。
そのため、購入時に迷ったら、最初に室内で使うのか屋外で使うのかを決めると選びやすくなります。
ただし、サンダルという名前でも室内用の商品があります。
反対に、見た目がスリッパに近くても、硬くて厚いアウトソールを備え、屋外使用を想定した商品もあります。
つまり、「スリッパは必ず室内用」「サンダルは必ず屋外用」と言い切ることはできません。
商品名よりも、パッケージや販売ページに書かれた「室内用」「屋外用」「水辺用」などの表示を優先しましょう。
用途が記載されていない場合は、布張りのやわらかい底なら室内向け、凹凸のある丈夫なゴム系の底なら屋外向けというように、底の仕様も判断材料になります。
スリッパは足を滑り込ませて履くもの
一般的なスリッパは、足の甲を覆う部分に足先を差し込み、かかとを固定せずに履きます。
左右の区別がない商品もあり、玄関や部屋の出入りで素早く履けることが大きな特徴です。
無印良品の「洗える左右のないスリッパ」も、左右を気にせず、さっと履ける点を特徴として案内しています。
その一方で、かかとが固定されていないため、サイズが大きすぎると足から離れやすくなります。
階段を上り下りするときや、急いで方向を変えるときは、足元が不安定にならないよう注意が必要です。
政府広報オンラインも、家庭内の転倒対策として、滑りやすいスリッパを使用しないよう呼びかけています。
室内で楽に履けることはスリッパの利点ですが、安全に使うためには、足に合った大きさと滑りにくい底を選ぶことが欠かせません。
サンダルはバンドや鼻緒などで足を支えるもの
サンダルには、甲を横切るバンドで支えるスライド型、鼻緒を指で挟むトング型、足首やかかとをストラップで固定する型などがあります。
ムーンスターは、サンダルをソールと甲のパーツやストラップなどが一体化した履物として説明しています。
サンダルと聞くと、足の露出が多い夏向けの履物を想像しがちです。
しかし、つま先から甲まで広く覆うサボサンダルや、甲とかかとを支えるグルカサンダルなど、靴に近い形もあります。
クロックスの公式商品にも、調節できるストラップで足へのフィット感を高めるタイプがあります。
長く歩く予定がある場合は、足首やかかとを支えられるタイプのほうが選びやすいでしょう。
近所への短い外出やベランダで使うだけなら、すぐに履けるスライド型も便利です。
同じサンダルでも構造や得意な場面は大きく異なるため、デザインだけでなく固定方法まで確認することが大切です。
商品名だけでは区別できない場合もある
スリッパとサンダルの境界は、現在の商品名では必ずしも明確ではありません。
無印良品は「スリッパ・ルームサンダル」という名称で、複数の室内履きを同じ分類にまとめています。
サンダルの中にも、かかとを固定しないスライド型やクロッグ型があり、見た目だけならスリッパに近い商品があります。
反対に、スリッパにも厚いクッションや、かかとが収まりやすい立体的なインソールを採用した商品があります。
無印良品の洗えるクッションスリッパには、かかとが収まりやすいカップインソール構造や、滑りにくいコーティングを採用した製品があります。
したがって、名前を見ただけで、歩きやすさや滑りにくさまで決めつけるのは適切ではありません。
購入前には、使用場所、底の素材、足の固定方法、洗えるかどうか、メーカーの注意事項を確認しましょう。
この確認をするだけで、室内用を屋外で使ったり、歩行に向かないものを旅行に履いていったりする失敗を減らせます。
スリッパとサンダルを5つのポイントで比較
足の甲やかかとを覆う範囲の違い
スリッパは足の甲の前側だけを覆い、かかとが開いている形が中心です。
足を入れるだけで履けるため、部屋を移動するときや来客用として扱いやすい形です。
サンダルは、足を覆う範囲が商品によって大きく異なります。
甲の一部だけを覆うスライド型もあれば、足首にストラップが付いたものや、つま先から甲まで覆うサボ型もあります。
ムーンスターは、ミュール、サボサンダル、グルカサンダル、トングサンダルなど、形の異なる複数の種類をサンダルとして紹介しています。
覆う範囲が広ければ、必ず歩きやすくなるわけではありません。
素材が硬かったり、足の形に合っていなかったりすると、肌に当たって不快に感じることがあります。
反対に、露出が多いデザインでも、ストラップを調整して足に合わせられる商品なら安定しやすくなります。
見た目の広さだけではなく、どの部分で足を支えているかを見ることが重要です。
足を固定する構造と脱げにくさの違い
スリッパは、足の甲とインソールの間に足を差し込んで履くため、足首やかかとは固定されないのが一般的です。
脱ぎ履きしやすい反面、大きすぎるものを選ぶと歩くたびにかかとが浮き、足から離れやすくなります。
サンダルには、固定力が弱いものから強いものまであります。
スライド型やトング型は簡単に履けますが、足首を支える部分がありません。
アンクルストラップやバックストラップが付いた商品は、足の後ろ側を支えやすくなります。
クロックスの公式商品にも、調節できるアッパーストラップを備えたサンダルがあります。
ムーンスターは、かかとの支えがないトングサンダルについて、足先で支える構造のため長距離歩行には向かないと説明しています。
長く歩くなら、足の甲だけでなく、かかとや足首も支えられるかを確認しましょう。
靴底の厚さ・硬さ・耐久性の違い
室内用スリッパの底は、フローリングや畳の上で使いやすいように、軽くてやわらかい素材で作られているものがあります。
床への当たりがやさしい反面、道路の凹凸や小石から足を守ることを目的としていない商品もあります。
屋外向けサンダルには、地面を歩くことを想定し、厚みや凹凸のあるアウトソールを備えた商品があります。
クロックスでは、軽量性や耐久性を特徴とした独自素材のアウトソールを採用するサンダルを販売しています。
ただし、サンダルなら必ず底が厚く、スリッパなら必ず薄いわけではありません。
室内用でも、底冷えや立ち仕事への対応を考え、厚いインソールクッションを入れたスリッパがあります。
耐久性を判断するときは、名称ではなく、アウトソールの素材やメーカーが示す使用場所を確認してください。
屋外使用の表示がない布底のスリッパを外で履くことは避けたほうが安心です。
防水性・滑りにくさ・汚れへの強さの違い
水への強さは、スリッパかサンダルかという名称ではなく、使われている素材と構造によって決まります。
布製スリッパは肌触りがよい一方で、水を吸いやすく、濡れた場所には向かない商品があります。
樹脂やゴム系素材を使ったサンダルには、水や石けんで洗える商品もあります。
クロックスの公式商品には、全体を一体成形した構造で、水や石けんによる手入れができる製品があります。
ただし、水に強い素材でも、濡れた床で絶対に滑らないわけではありません。
無印良品の商品説明でも、滑りにくい素材を使用していても、床面の状態によっては滑る場合があると注意を促しています。
特に浴室周辺、雨に濡れたベランダ、油や水が飛びやすいキッチンでは、底の溝や滑り止めの仕様を確認しましょう。
底がすり減った状態で使い続けないことも大切です。
歩きやすさ・疲れにくさ・安全性の違い
スリッパとサンダルのどちらが歩きやすいかは、名前だけでは決まりません。
足に合っているか、かかとが浮かないか、底が曲がりやすいか、歩く場所に適した滑り止めがあるかによって変わります。
足と靴と健康協議会は、サイズ表示だけで判断せず、両足で試着して店内を歩き、フィット感を確認することが大切だと案内しています。
かかとを固定しないスリッパやミュールは、短時間の使用には便利です。
一方で、速く歩いたり、長時間移動したりする場面では、足が履物の中で動きやすくなります。
ムーンスターも、かかとを固定するストラップのないミュールについて、長距離や長時間の着用では疲れやすいと説明しています。
家庭内でも転倒の危険はあるため、高齢者や足元に不安がある人は、滑りやすく脱げやすいものを避けましょう。
楽に履けることだけで選ばず、安全に歩けることまで考える必要があります。
使用する場所に合わせた正しい使い分け
リビングや寝室では脱ぎ履きしやすいスリッパ
リビングや寝室では、立ったまま簡単に履けて、すぐに脱げるスリッパが便利です。
床の冷たさや汚れから足を守りたい場合にも役立ちます。
無印良品は、家庭内でスリッパを履くことについて、床や足を清潔に保ち、季節に応じて足元の快適さを補う役割を紹介しています。
夏は、通気性や肌触りを考え、前が開いたものや、い草、綿、麻などを使ったものが選択肢になります。
無印良品のい草スリッパも、さらりとした肌触りを特徴としています。
冬は、足先を覆う範囲が広く、保温性のある素材を使ったルームシューズが使いやすいでしょう。
ただし、厚くて大きすぎるものは足から離れやすくなるため、階段のある家では注意が必要です。
底が床に引っかからないか、歩いたときにかかとが大きく浮かないかを確認してください。
家の中で長時間履く場合は、軽さだけでなく、クッション性や足への収まりも選択のポイントになります。
トイレや洗面所では洗いやすい専用品
トイレや洗面所で使う履物は、汚れたときに手入れしやすいことが大切です。
布製のやわらかいスリッパは快適ですが、洗濯できない商品もあります。
購入するときは、洗濯機で洗えるのか、手洗いのみなのか、表面を拭くだけなのかを確認しましょう。
無印良品には、洗濯ネットを使って洗濯でき、キッチンやお手洗いでの使用を想定したスリッパがあります。
ただし、同じブランドの商品でも、素材や洗い方がすべて同じとは限りません。
洗濯表示や取扱説明を製品ごとに確認する必要があります。
床に水が残りやすい洗面所では、洗えることに加えて、濡れた床での滑りやすさにも注意してください。
底材に滑りにくい加工があっても、ほこりや水分が付着すると性能を十分に発揮できない場合があります。
床と履物の底をこまめに確認し、汚れや水分を放置しないことが安全につながります。
オフィス・学校・病院では音と歩きやすさを重視
オフィス、学校、病院などで履物を替える場合は、最初に施設の規則を確認しましょう。
サンダルが認められていない職場や、つま先やかかとを覆う履物が指定されている場所もあります。
規則の範囲内で選ぶ場合は、歩いたときに脱げにくく、大きな音が出にくいものが使いやすいでしょう。
廊下や階段を何度も移動するなら、甲に足を入れるだけのゆるいスリッパより、足を支えられる室内履きのほうが安定しやすくなります。
ムーンスターは、靴を選ぶときの理想として、歩いた際に靴の中で足が動かず、指を自由に動かせる状態を挙げています。
サイズ表示はあくまで目安であるため、可能であれば実際に両足で履き、歩いて確認しましょう。
デスクで座っている時間が長くても、避難時や急な移動では安全に歩ける必要があります。
楽に脱げることだけでなく、階段や長い廊下を問題なく歩けるかまで考えて選んでください。
ベランダ・庭・玄関では屋外対応サンダル
ベランダ、庭、玄関の外では、屋外使用が明記されたサンダルを選びましょう。
屋外には、小石、砂、雨水、熱くなった床面など、室内にはない条件があります。
底が薄い室内用スリッパでは、地面の凹凸が足に伝わりやすく、底材が傷みやすくなる可能性があります。
屋外用サンダルを選ぶときは、底に適度な厚みがあるか、表面の汚れを落としやすいか、濡れた後に乾きやすいかを確認してください。
水に触れる可能性が高い場所では、布を多く使ったものより、樹脂やゴム系素材を使ったもののほうが手入れしやすい場合があります。
クロックスには、速乾性や手入れのしやすさを特徴としたサンダルや、水と石けんで洗える製品があります。
ただし、夏のベランダや直射日光の当たる場所では、製品の保管方法も確認しましょう。
素材によっては熱や長時間の日光が変形や劣化につながることがあるため、メーカーの注意事項に従ってください。
室内用スリッパを屋外で使わないほうがよい理由
室内用スリッパは、道路や庭を歩くために作られているとは限りません。
布製や薄い底の製品を外で使うと、砂や泥、水分が付きやすくなります。
そのまま室内に戻れば、床に屋外の汚れを持ち込むことにもなります。
無印良品では、スリッパやルームサンダルを室内履きとして分類しています。
一方、屋外向けサンダルには、耐久性のあるアウトソールや、水に対応しやすい素材を使った商品があります。
底が薄い室内履きで小石や段差を踏むと、足裏に強い刺激を感じることもあります。
非常時には、割れたガラスなどから足を守るため、底の厚いスリッパや靴を履くことが政府から案内されています。
この案内からも、底の厚さや強さは使用環境に合わせて考える必要があるとわかります。
室内用と屋外用を分けておけば、衛生面だけでなく、履物を長く使ううえでも管理しやすくなります。
ルームシューズ・つっかけ・ミュールなどとの違い
ルームシューズは室内履き全体を表す言葉
ルームシューズは、一般的な売り場では室内で使う履物を広く表す名称として使われています。
スリッパよりも足を覆う範囲が広く、靴のような形をしたものをルームシューズと呼ぶ場合もあります。
ただし、メーカーによって分類方法は異なります。
無印良品は、スリッパ、ルームサンダル、ルームシューズを室内履きの商品群として展開しています。
そのため、ルームシューズとスリッパの間に、全国共通の明確な境界があると考えないほうがよいでしょう。
足を差し込むだけの形でもルームシューズと呼ばれることがあります。
反対に、かかとまで覆われた形でもスリッパとして販売されることがあります。
選ぶときは名称の違いに悩むより、足を覆う範囲、底の厚さ、洗濯方法、使用できる床を確認するほうが実用的です。
冬の防寒用なら足を広く覆うもの、来客用なら左右を気にせず履けるものというように、目的から選びましょう。
つっかけは簡単に履ける履物の呼び方
つっかけは、かかとを固定せず、足先を入れて簡単に履く形を表す日常的な呼び方です。
特定の一種類だけを示す商品分類ではなく、スリッパやサンダルに近い履き方を表す言葉として使われます。
たとえば、甲を一本のバンドで支えるサンダルや、つま先を覆うサボ型でも、かかとを留めずに履けば、つっかけと呼ばれることがあります。
ムーンスターも、かかとの支えがなく、足先で支えるトングサンダルを、つっかけのように履く形状として説明しています。
つっかけの利点は、玄関先や庭へ出るときにすぐ履けることです。
一方で、かかとや足首が固定されないため、速く歩く場面や長距離には向かないものがあります。
階段や坂道で使う場合も、足から離れないか確認が必要です。
近距離用の便利な履物として使い、長く歩く日はストラップ付きのサンダルや靴に替えると使い分けやすくなります。
ミュールはかかとを覆わない外出用の靴
ミュールは、つま先側を覆い、かかとに固定用のベルトがないデザインを指します。
ヒールを備えた女性向けの外出用デザインとして知られていますが、ヒールの高さや素材にはさまざまな種類があります。
ムーンスターは、ミュールをサンダルの種類の一つとして紹介しています。
見た目はスリッパと似ていますが、使用場所や目的が異なります。
スリッパは室内での実用性を重視した商品が多いのに対し、ミュールは屋外でのファッションを意識した商品が中心です。
かかとを固定するストラップがないため、長時間歩くと疲れやすい点にも注意が必要です。
足に対して大きすぎると前へ滑り、小さすぎるとかかとや指が底からはみ出しやすくなります。
購入するときは、座った状態だけで判断せず、立って歩いたときの足の動きを確認しましょう。
サボサンダルはつま先を覆う屋外向けの履物
サボサンダルは、つま先から足の甲までを広く覆い、かかと側が開いた形が中心です。
丸みのあるデザインが多く、一般的なスライドサンダルよりも足先を覆う範囲が広くなっています。
ムーンスターは、サボサンダルについて、もともとのサボは木靴であり、現在はゴム製や木目調のソールなど、履きやすい仕様が増えていると説明しています。
つま先が覆われているため、見た目は靴や冬用スリッパに近くなります。
ただし、屋外用として販売されるサボサンダルは、室内スリッパとは底のつくりが異なります。
バックストラップが付いたタイプなら、必要に応じてかかとを支えることもできます。
庭仕事や近所への外出に使う場合は、底の溝、つま先の余裕、かかとの浮き方を確認しましょう。
つま先が覆われていても防水とは限らないため、雨の日に使えるかは商品表示で確認してください。
バブーシュはかかとを踏んでも履ける履物
バブーシュは、モロッコなど北アフリカで伝統的に履かれてきたスリッパ型の履物です。
日本では、室内用のルームシューズとして販売される商品が多く見られます。
無印良品の公式情報でも、バブーシュをスリッパ型の履物として紹介し、かかと部分を起こしてルームシューズとして使える商品を販売しています。
一般的なスリッパとの違いは、やわらかいかかと部分を踏んだ状態でも、起こした状態でも履ける商品があることです。
かかとを起こせば足を包みやすくなり、踏めば素早く脱ぎ履きできます。
ただし、すべてのバブーシュが同じ構造とは限りません。
伝統的な革製品と、布を使った室内用製品では、底の素材や手入れ方法が異なります。
洗えるかどうか、屋外で使えるかどうかは名称から判断せず、個別の商品表示を確認しましょう。
スリッパとサンダルで迷ったときの選び方
まずは室内・屋外・水回りのどこで使うか決める
履物選びで最初に決めたいのは、形や色ではなく、実際に使う場所です。
リビングや寝室で使うなら、床への当たり、脱ぎ履きのしやすさ、季節に合った素材を確認しましょう。
ベランダや庭で使うなら、屋外用の底があるか、水や汚れを落としやすいかが重要です。
洗面所や水辺で使うなら、水に濡れても手入れしやすい素材と、濡れた床での滑りにくさを確認してください。
長時間歩く外出用なら、かかとや足首を支えられるサンダルが候補になります。
少し玄関の外へ出るだけなら、簡単に履けるスライド型やサボ型が便利です。
室内用の販売ページには室内履きと明記され、屋外向け商品にはアウトソールや耐久性などの機能が案内されています。
使用場所を先に決めれば、必要な機能が自然に絞られます。
見た目が気に入っても、想定する場所に対応していなければ、別の商品を選ぶほうが安心です。
足の長さだけでなく幅や甲の高さも確認する
履物のサイズを選ぶときは、足の長さだけを見ないようにしましょう。
足には、かかとから最も長い指までの足長、足の横幅を示す足幅、親指と小指の付け根を一周した足囲があります。
日本の靴サイズは、JISに基づき、足長と足囲、または足長と足幅を組み合わせて表示する仕組みです。
同じ長さの足でも、幅や甲の高さ、指の形によって履き心地は変わります。
足と靴と健康協議会は、サイズ表示を目安と考え、両足で試着して歩きながら確認することを勧めています。
サンダルでは、足が前へ滑りすぎないか、バンドが食い込まないか、かかとが底から大きくはみ出さないかを確認しましょう。
スリッパでは、歩くたびに足から離れないか、甲部分がきつすぎないかを見る必要があります。
左右の足で大きさが異なることもあるため、片足だけで決めないことが大切です。
通販で買う場合は、対応サイズだけでなく、商品の全長や幅、返品や交換の条件も確認しておくと安心です。
夏・冬など季節に合った素材を選ぶ
夏に使うスリッパやサンダルは、通気性、乾きやすさ、肌に触れたときの感触が重要です。
い草、綿、麻、メッシュなどを使った室内履きは、足元の蒸れが気になる時期に選びやすいでしょう。
無印良品のい草スリッパは、さらりとした肌触りを特徴として案内されています。
水辺で使うサンダルでは、吸水性のある布より、濡れても乾きやすい素材のほうが扱いやすい場合があります。
冬は、足先を覆う形や、厚みのある生地、保温性を考えたルームシューズが候補になります。
無印良品も、夏向けと冬向けの素材を分け、季節や機能に応じた室内履きを案内しています。
ただし、暖かさだけを優先して、大きく重いものを選ぶと歩きにくくなる場合があります。
階段を使う家庭では、足に収まりやすく、底が引っかかりにくいことも確認してください。
季節に合う素材と安全に歩ける形の両方を満たすものが、毎日使いやすい一足です。
滑り止め・クッション性・かかとの安定感を確認する
スリッパやサンダルを安全に使うためには、底の裏側を確認することが大切です。
表面のデザインだけを見ても、滑りやすさは判断できません。
底に凹凸があるか、滑りにくい素材やコーティングが使われているか、メーカーから注意事項が出ていないかを確認しましょう。
無印良品には、底に滑りにくいコーティングを施し、かかとが収まりやすいカップインソール構造を採用したスリッパがあります。
一方で、滑りにくい素材を使っていても、床の状態によっては滑るという注意書きのある商品もあります。
クッションは厚ければよいというものではありません。
やわらかすぎて足が沈み込んだり、底が大きく曲がったりすると、不安定に感じることがあります。
実際に履いたときに、かかとが左右へ大きく動かず、足の指が無理なく動かせるかを確認しましょう。
高齢者や歩行に不安がある人は、滑りやすく脱げやすいスリッパを避けることが、家庭内の転倒対策になります。
洗いやすさと交換時期まで考えて選ぶ
毎日使う履物は、汗、皮脂、ほこりなどが付きやすいため、手入れ方法を確認しておきましょう。
スリッパには、洗濯機で洗えるもの、手洗いできるもの、拭き取りのみの商品があります。
無印良品は、製品の洗濯表示を確認したうえで手入れするよう案内しており、洗濯機で洗えるスリッパについても商品ごとに方法を示しています。
洗えるという表示があっても、乾燥機まで使えるとは限りません。
型崩れや接着部分の劣化を防ぐため、表示されている温度、洗い方、乾燥方法を守りましょう。
交換時期は、購入してからの日数だけでは決められません。
底の溝が減った、左右で減り方が大きく違う、甲部分が伸びて脱げやすい、クッションがつぶれた、洗っても汚れやにおいが落ちないといった変化が判断材料になります。
ムーンスターも、靴の寿命は使用状況によって異なるため、傷みの状態から替え時を判断する考え方を案内しています。
安全性に関わる部分が傷んだら、見た目がきれいでも交換を検討しましょう。
スリッパとサンダルの違いまとめ
スリッパとサンダルの大きな違いは、一般的に想定されている使用場所と、足を支える構造にあります。
スリッパは、室内で素早く脱ぎ履きできる形が中心です。
サンダルは、屋外向けの商品が多く、バンド、鼻緒、ストラップなどで足を支えるさまざまな形があります。
ただし、室内用のルームサンダルや、スリッパに近い形の屋外用サンダルもあるため、名前だけで完全に区別することはできません。
選ぶときは、室内、屋外、水回り、長時間歩行など、実際に使用する場面を先に決めましょう。
そのうえで、底の素材、足の固定方法、滑りにくさ、洗濯方法、サイズを確認すると失敗しにくくなります。
特に、かかとが大きく浮くものや、濡れた床で滑りやすいものは、転倒につながる可能性があります。
楽に履けることだけでなく、安全に歩けることまで考えるのが大切です。
スリッパかサンダルかで迷ったときは、商品名ではなく、「どこで、どのくらい歩き、どのように手入れするか」を基準に選んでください。
その基準が決まれば、自分の暮らしに合う一足を見つけやすくなります。
- スリッパ・ルームサンダル(室内履き) 通販|無印良品
- 洗える左右のないスリッパ|無印良品
- 洗えるクッションスリッパ|無印良品
- イ草スリッパ・前あき|無印良品
- 家の中で、足元を心地良く守るスリッパ|無印良品
- 季節と機能で選ぶスリッパ・ルームシューズ|無印良品
- 洗濯表示の意味(2016年12月以降)|無印良品
- サンダルの種類|MoonStar
- 自分の足に合う靴の選び方(基礎編)|MoonStar
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- たった一度の転倒で寝たきりになることも。転倒事故の起こりやすい箇所は?|政府広報オンライン
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- ソーホー Y ストラップ サンダル|Crocs公式
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